高血圧治療開始後の血圧コントロールに「地域差」
このたび東北医科薬科大学、帝京大学、全国健康保険協会(協会けんぽ)は、2015-2022年度の健診データを用い、血圧コントロールの状況を都道府県別に明らかにしました。
【発表のポイント】 ・全国健康保険協会(協会けんぽ)の健診データから、降圧治療を開始した 131万8,437 人を対象に、高血圧管理・治療ガイドライン2025年版が推奨する降圧目標(収縮期/拡張期血圧130/80 mmHg未満)の達成割合(血圧コントロール達成割合)を都道府県別に評価しました。 ・血圧コントロール達成割合は全国平均で 26.7%でした。一方、達成割合には都道府県差が認められ、最低の県(20.3%)と最高の県(30.5%)との差は10.2%でした。 ・血圧コントロール達成割合が高い都道府県ほど年齢調整後の脳血管疾患死亡率が低値でした。また、医師数や薬剤師数が多い(医師・病院薬剤師偏在指標が高い)都道府県ほど、血圧コントロール達成割合が高値でした。 ・これらのことから、医療専門職の偏在改善によって血圧コントロールの地域差が縮小し、ひいては脳血管疾患死亡率の地域差縮小につながる可能性が示唆されました。(東北医科薬科大学、他/2025年11月18日)
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