関連資料・リリース情報
思春期の孤独感は、後の自殺関連問題と関連する ―予防にはいじめ対策と親のメンタルヘルス支援が重要―
2023年02月16日
思春期の孤独感は、後の自殺関連問題と関連する
-予防にはいじめ対策と親のメンタルヘルス支援が重要-
「研究成果のポイント」より
2002年から2004年の間に生まれた都内の一般思春期集団3165名を対象に、10歳から16歳までの孤独感の経過パターンを同定し、その予測要因や自殺関連事象との関連を検討しました。
その結果、
・思春期前期(10歳頃)の孤独感は、その程度によらず16歳までの自殺関連問題(自殺念慮や自傷行為)のリスクを高めること
・上記のリスクは特に持続的に孤独感を感じている児においてより高いこと
が明らかとなりました。
いじめや養育者のメンタルヘルスの問題が、児の持続する孤独感や増大する孤独感を予測することから、いじめ対策や養育者のメンタルヘルス支援が、思春期世代の孤独感を緩和するうえで重要である可能性が示唆されます。
(東京都医学総合研究所/2023年 1月24日)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「地域保健」に関する資料・リリース
- 2024年07月12日
- 令和6年度院内感染対策講習会
- 2024年07月11日
- 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況
- 2024年07月04日
- 特集コーナー『腎臓の健康道~つながって知る、人生100年のKidney Journey~』
- 2024年07月02日
- 「家族と健康」WEB版 2024年・7月号
- 2024年07月02日
- 「第13回 健康寿命をのばそう!アワード」(生活習慣病予防分野)の応募受付を開始します。
「地域保健」に関するニュース
- 2024年07月16日
- 慢性腎臓病(CKD)は健康寿命を損なう要因 生活改善で重症化予防できる 「若い世代の認知は不十分」という調査結果
- 2024年07月16日
- 職場の「燃え尽き症候群」にこうして対策 警告サインを知り早期に介入 「マインドフルネス」を導入
- 2024年07月16日
- 【タバコの最新情報】喫煙している人は食事が不健康 内臓脂肪も増えやすい 電子タバコは禁煙に役立つ?
- 2024年07月16日
- 「熱中症搬送者数予測サイト」を公開 1週間先までの熱中症搬送者数を予測 名古屋工業大学
- 2024年07月08日
- ストレスはメタボ・肥満のリスクを高める 労働者の長期休職をストレスチェックで予測