関連資料・リリース情報
思春期の孤独感は、後の自殺関連問題と関連する ―予防にはいじめ対策と親のメンタルヘルス支援が重要―
2023年02月16日
思春期の孤独感は、後の自殺関連問題と関連する
-予防にはいじめ対策と親のメンタルヘルス支援が重要-
「研究成果のポイント」より
2002年から2004年の間に生まれた都内の一般思春期集団3165名を対象に、10歳から16歳までの孤独感の経過パターンを同定し、その予測要因や自殺関連事象との関連を検討しました。
その結果、
・思春期前期(10歳頃)の孤独感は、その程度によらず16歳までの自殺関連問題(自殺念慮や自傷行為)のリスクを高めること
・上記のリスクは特に持続的に孤独感を感じている児においてより高いこと
が明らかとなりました。
いじめや養育者のメンタルヘルスの問題が、児の持続する孤独感や増大する孤独感を予測することから、いじめ対策や養育者のメンタルヘルス支援が、思春期世代の孤独感を緩和するうえで重要である可能性が示唆されます。
(東京都医学総合研究所/2023年 1月24日)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「地域保健」に関する資料・リリース
- 2024年12月06日
- 「第13回 健康寿命をのばそう!アワード」
- 2024年12月02日
- 「家族と健康」WEB版 2024年・12月号
- 2024年11月29日
- ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
- 2024年11月29日
- 令和5年「国民健康・栄養調査」の結果
- 2024年11月28日
- 「通いの場」への参加が、介護リスクの低減と運動機能の向上をもたらす可能性を示唆
「地域保健」に関するニュース
- 2024年12月09日
- 肥満とフレイルのある高齢者は死亡リスクが高い 「痩せすぎず太りすぎず」が大切 日本の高齢者1万人超を調査
- 2024年12月09日
- 年末年始の健康管理は失敗しやすい? 8割の人は「もっと健康になりたい」が新年の抱負 日本など11ヵ国を調査
- 2024年12月09日
- わずか4分間の運動が女性の健康リスクを半分に減少 日本の女性は運動不足 9割以上が運動不足を実感
- 2024年12月09日
- 自然とのふれあいが健康を改善 日本の里山の魅力を再発見 緑の豊かな環境は心身の健康を促進
- 2024年12月02日
- 脳卒中や心臓病の予防のために生活改善をはじめた人が半数近く 発症したら働き続けられる職場環境がない? 内閣府調査