ニュース
【産保PC第5回(2018年度 第1回)レポート】テーマ:保健指導
2018年10月03日
9月11日、産業保健プロフェッショナルカンファレンス(主催:保健指導リソースガイド)の第5回(2018年度 第1回)が、東京都千代田区の伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 霞が関オフィスで開催されました。
これまでと同じく村田陽子さん((有)ビーイングサポート・マナ代表、保健師)、亀ヶ谷律子さん(HSプランニング代表、保健師)のサポートのもと、熱いディスカッションを繰り広げました。
保健指導とは、単に疾病のある人への生活指導ではない
2年目を迎えた産業保健プロフェッショナルカンファレンス。2018年度の第1回目(通算第5回)である今回は、事業所、健康保険組合、健診機関勤務の34歳以下で産業保健経験7年未満の保健師43名が参加し、過去最高の参加人数を記録しました。
今回のテーマは、「保健指導」。産業保健の現場では必須業務である反面、どのように携わればよいのか悩みが尽きないのも、保健指導です。
まず、日頃行なっている保健指導とは何か。単に疾病のある人への生活指導ではなく、健康な人が健康を保つため、やりがいを持って働くため、より良く生きるための支援であることを確認しました。
その後、保健指導のあり方について、参加者同士のグループディスカッションや保健指導デモンストレーションを通して学びました。
【産業保健プロフェッショナルカンファレンスについて】
産業保健プロフェッショナルカンファレンスは、若手の産業保健師が将来へ向けキャリアアップするために必要な知識や考え方、技術を習得できる場を提供するプロジェクトです。保健指導リソースガイドとウェルネス・コミュニケーションズ(株)が協力し、発足させました。年4~5回の参加型イベントの開催とWEBによる情報発信、業務に役立つ資料・ツール提供など、年間を通じて産業保健師の「スキルアップ、キャリア形成、ネットワーク」をサポートしていきます。 産業保健プロフェッショナルカンファレンス ▶
〇若い世代の産業保健師を育成するプロジェクトがスタート(2017/6/7) 【プレ開催レポート】▶
〇【産保PC第1回(2017年度 第1回)レポート】産業保健師のキャリアとして必要なものとは?(2017/7/7) ▶
〇【産保PC第2回(2017年度 第2回)レポート】「保健指導の基本姿勢」 保健指導を受ける立場になり対象者に寄り添える産業保健師に(2017/9/15) ▶
〇【産保PC第3回(2017年度 第3回)レポート】「心が健康な人」を増やす・支えていくことが産業保健師ならではのメンタルヘルス事業の心得(2017/11/30) ▶
〇【産保PC第4回(2017年度 第4回)レポート】「職場巡視」 現場で一緒に考えられる"味方、サポーター"になることを目指して~「産業保健師が行う職場巡視」について話し合い~(2018/2/26) ▶
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「健診・検診」に関するニュース
- 2024年04月25日
-
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠 - 2024年04月22日
- 【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
- 2024年04月18日
- 人口10万人あたりの「常勤保健師の配置状況」最多は島根県 「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月18日
- 健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月09日
- 子宮の日 もっと知ってほしい子宮頸がんワクチンのこと 予防啓発キャンペーンを展開
- 2024年04月08日
- 【新型コロナ】長引く後遺症が社会問題に 他の疾患が隠れている例も 岡山大学が調査
- 2024年03月18日
- メタボリックシンドロームの新しい診断基準を提案 特定健診などの56万⼈のビッグデータを解析 新潟⼤学
- 2024年03月11日
- 肥満は日本人でも脳梗塞や脳出血のリスクを高める 脳出血は肥満とやせでの両方で増加 約9万人を調査
- 2024年03月05日
- 【横浜市】がん検診の充実などの対策を加速 高齢者だけでなく女性や若い人のがん対策も推進 自治体初の試みも
- 2024年02月26日
- 近くの「検体測定室」で糖尿病チェック PHRアプリでデータ連携 保健指導のフォローアップなどへの活用も