オピニオン/保健指導あれこれ
ケアのちから

No.3 "地域まるごとケア"と「住民力」

ノンフィクション・ライター
中澤 まゆみ
 前述の長谷川敏彦さんは「街角のヒーローをたくさんつくること」だと言いましたが、「できることをできるだけ」したいと思っている「ちょっとしたおせっかい」の持ち主が、言葉は悪いけれど「ネズミ講」的に増殖していけば、これからの社会も少しは明るくなってくるのではないでしょうか。

 「支えられるだけの側」から「支える側」へ。そうしたポテンシャルをもつ新しい「住民力」を、どう発掘し、どうつなぎ育てていけるのか。それがこれからの"地域まるごとケア"が成功していくかどうかの分かれ目になると思います。

 そんな思いを込めて、1月18日(土)にシンポジウムを行います。フェイスブックにお知らせを掲載したら、「在宅ケアの不思議な力」などの著書で知られ、「暮らしの保健室」を新宿で立ち上げるなど、地域福祉活動のリーダーとして活躍する訪問看護師の秋山正子さんがこう書き込んでシェアしてくれました。

 「最終的には、住民の意識が変わっていくこと。医療者も介護の専門職も、実はいち住民として、当事者として考えることが大事と思います。新宿も頑張っていこうとあらためて思います」

 2014年。いい年明けになりそうです。

【開催案内(2014/1/18)】
第7回区民の視点で考えるシンポジウム「高齢社会の未来は住民力で」

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