オピニオン/保健指導あれこれ
公衆衛生医、骨折で入院しました
No.4 病院食についての率直な感想
公衆衛生医
2016年12月21日
病院食

N病院の食事
転院時の診察で血圧が高いこと、血液検査値にやや気をつける値があることが指摘されました。医師との会話の中で血圧値は遺伝的なものであり、過去40年にわたって留意していること、特に最近は近くの循環器の専門医(葉山ハートセンター)に受診し治療中であることを伝えました。
さて食堂の実際の献立です。各盆に米飯(大ぶりの椀に蓋付)、その向こうに主菜(主として焼き魚切り身)、右側には小鉢(例えばヒジキと大豆の煮ものやきんぴらなどごくまれに2鉢)、その向こうに果物のジュース、牛乳のパック、プリンなど、そしてごくまれにすまし汁。そして献立カードには常食、減塩食とありました。
私の現在は60歳頃までと異なり食が細くなっています。旅館の食事も食堂の定食も少しずつ残すようになりました。それにもかかわらず、今回の入院中の52日間、150食すべて完食しました。
もちろん食べることが楽しみだったこともありますが各食の量がすくないことによると思っています。特に、主菜は小さかった。例えば厚み7~8ミリの焼き魚の切り身は10×5センチ程度のものがあり、大根おろしが白いまま薄くかかっているだけで醤油はかけてなかったなど、薄味で文字通り味けなく全体として貧弱と言いたくなるものでした。また、汁物はほとんど出ませんでした。
そのことに気がついたのは入院後ひと月程してからです。食事の献立は日~土の7日分3食に喫食者の条件2種類ごと3食の内容を食堂に張り出します。A4版で小さなもので読む患者はほとんどいません。
汁ものについてメモしました。予定通り提供されたものは「〇」、献立にあったのに実際は出なかったものに「×」をしています。

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