業界キーパーソン直撃インタビュー保健指導のみちしるべ
【特別編】 データヘルス計画セミナー

データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の新たな挑戦!講師コメント(1)

■中家 良夫氏
 (内田洋行健康保険組合 事務長)
健康管理事業を推進する上で苦労した点や、成功した事例を教えてください。

 チャレンジした事は三つあります。

 一つ目は、これまで挑戦することすらタブー視されていた健保の組織文化の壁を突き抜けたことです。つまり、保守から改善・改革に向けての新しいレールを引き、汽車を走らせたことです。改革は一人では潰されます。同志の仲間を一人一人増やし、ポジティブシンキングにて改革の流れを醸成しました。

 二つ目は、外部専門事業者の積極活用です。外部の研修会・塾に複数名で積極的に参加し、当健保の課題解決に向けて学習を継続しました。データ解析では山本先生(ミナケア)、健康経営の学習は安倍塾、健診業務の大改革はLSIメディエンスなど、多くの皆様々のご支援を頂きまして今日があると感謝しております。

 三つ目は、マネジメントの導入によるPDCAの実践です。上記一・二・三の実行でTeam101作戦の試運転に成功しました。

今後推進したい事業があれば教えてください。

 今後は、ICTを積極活用し、ハイリスクアプローチだけでなく、ポピュレーションアプローチも含めて保険事業の質・量の拡大を実証して参ります。そして、知行合一(王陽明)、立志実行(吉田松陰)、相手を敬い、己を慎む(佐藤一斎)、やればできる(安倍晋三)を肝に命じて切磋琢磨致します。

データヘルス制度開始前からの活動や、内田洋行(中家様)が伝授する、コラボヘルスのポイントとは何ですか。

 財政・保健事業の大改革を目指して、2013年2月の組合会で『当健保の健康ビジョン』『体系図』『保健事業の課題と対策(5→3本の矢)』を発表し、『人間ドツクの検査項目の見直しと健診業務の大改革』『発症・重症化予防を目的にしたデータ分析・解析(検診・レセプト)』の実施についての承認を獲得しました。

 データ分析・解析は同年3~5月に行い、6月の組合会で結果発表を行いました。その後、データヘルス計画の概要案を作成し、10月から2014年3月までデータヘルス計画の試運転を実施しました。厚労省の推奨スケジュールに対して、2年先駆けてデータヘルス計画の試運転を実施したことになります。

 現状、多くの健保と事業主(人事・総務)の関係は個別最適型です。健康づくりに必要な『身体』と『心』の全体最適型を目指す為には、健保はデータヘルス計画策定後に、事業主の経営トツプに対して協業(コラボヘルス、健康経営)の申し入れ(プレゼン)を実施し、合意形成を図ることが重要になります。このテーマの推進はボトムアップでは中々進みません。経営トップへのダイレクトアプローチが極めて有効です。

これから計画を作成する担当の方に対するメッセージ、及び、保健師、看護師、管理栄養士など専門職の方に、保健事業に関わる上でのメッセージをお願いします。

 重要なことは、分析マニア(評論家)にならないことです。分析結果を保健師など熟考し、今後の自健保の保健事業の改善と最適化をアウトカム(投資対効果)重視の考え方で計画し実行することです。

 保健師さんに、従来のプロセス中心主義からアウトカム重視への意識改革をお願いしたいです。又、ハイリスクとポピュレーションの両輪のアプローチがバランス良くできるような工夫もして頂きたいです。

配布資料
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講師からのコメント/配布資料
■データヘルス計画の推進について
 吉村 和也氏(厚生労働省 保険局 保険課)
配布資料

■動き出したデータヘルス計画への取り組み
 -財政・保健事業の大改革の歩み-
 中家 良夫氏(内田洋行健康保険組合 事務長)
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■日立健康保険組合における
 「データヘルス計画」策定と実行の事例
 根岸 正治氏(日立健康保険組合 保健事業推進課長)
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■株式会社フジクラの健康増進・疾病予防活動
 -社員が活き活きと仕事をしている会社を目指して-
 浅野 健一郎氏(株式会社フジクラ 人事・総務部 健康経営推進室 副室長)
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