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目標を達成しても終わりじゃない!「維持期」の間食指導とは?

 間食指導の情報ファイル・連載『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』(佐野 喜子 神奈川県立保健福祉大学プライマリー栄養ケア研究室)の第5回を公開しました。
 今回は行動変容ステージ最後の「維持期」。小さな変化でもポジティブに受けとめてもらえるよう、やる気(自己効力感)を高める指導例を紹介します!

 維持期とは、「行動変容が6カ月以上続いている時期」とされています。健康への改善行動が、生活習慣として定着している状況です。また、本人がその効果を実感できている時期でもあり、継続への意欲も高い時期です。

 しかし、行動変容のプロセスは、常に「無関心期」から「維持期」に向かって順調に進むとは限りません。いったん「維持期」に入っても、その後に行動変容する前のステージに戻る「逆戻り」現象も起こり得ます。行動変容に至ったきっかけや、これまでの努力を賞賛するとともに、今後の継続への抱負などを尋ね、本人に語ってもらうことでモチベーションを高めることが大切です。

 目標を達成したから終わりではなく、無意識な行動習慣とならない限り完結ではないことを肝に銘じ、支援者は対象者の話を聞き、心の声(本心)を探りながら適宜、提案やアドバイスを送り、見守り続けていきましょう。

連載『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』
間食指導の情報ファイル

[保健指導リソースガイド編集部]
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