ニュース
目標を達成しても終わりじゃない!「維持期」の間食指導とは?
2014年08月26日
間食指導の情報ファイル・連載『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』(佐野 喜子 神奈川県立保健福祉大学プライマリー栄養ケア研究室)の第5回を公開しました。
今回は行動変容ステージ最後の「維持期」。小さな変化でもポジティブに受けとめてもらえるよう、やる気(自己効力感)を高める指導例を紹介します!
維持期とは、「行動変容が6カ月以上続いている時期」とされています。健康への改善行動が、生活習慣として定着している状況です。また、本人がその効果を実感できている時期でもあり、継続への意欲も高い時期です。
しかし、行動変容のプロセスは、常に「無関心期」から「維持期」に向かって順調に進むとは限りません。いったん「維持期」に入っても、その後に行動変容する前のステージに戻る「逆戻り」現象も起こり得ます。行動変容に至ったきっかけや、これまでの努力を賞賛するとともに、今後の継続への抱負などを尋ね、本人に語ってもらうことでモチベーションを高めることが大切です。
目標を達成したから終わりではなく、無意識な行動習慣とならない限り完結ではないことを肝に銘じ、支援者は対象者の話を聞き、心の声(本心)を探りながら適宜、提案やアドバイスを送り、見守り続けていきましょう。
連載『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント ~行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』今回は行動変容ステージ最後の「維持期」。小さな変化でもポジティブに受けとめてもらえるよう、やる気(自己効力感)を高める指導例を紹介します!
間食指導の情報ファイル
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「栄養」に関するニュース
- 2025年08月21日
- 歯の本数が働き世代の栄養摂取に影響 広島大学が新知見を報告
- 2025年07月28日
- 肥満と糖尿病への積極的な対策を呼びかけ 中国の成人男性の半数が肥満・過体重 体重を減らしてリスク軽減
- 2025年07月22日
- 【大人の食育】企業や食品事業者などの取り組み事例を紹介 官民の連携・協働も必要 大人の食育プラットフォームを立ち上げ
- 2025年07月18日
- 日本人労働者の3人に1人が仕事に影響する健康問題を経験 腰痛やメンタルヘルスなどが要因 働きながら生産性低下を防ぐ対策が必要
- 2025年07月18日
- 「サルコペニア」のリスクは40代から上昇 4つの方法で予防・改善 筋肉の減少を簡単に知る方法も
- 2025年07月14日
- 適度なアルコール摂取は健康的? 大量飲酒の習慣は悪影響をもたらす お酒との良い関係
- 2025年07月14日
- 【コーヒーと健康の最新情報】コーヒーを飲んでいる人はフレイルや死亡のリスクが低い 女性では健康的な老化につながる
- 2025年07月08日
- 「大人の食育」を強化 人生100年時代の食育には地域や職場との連携も必要-令和6年度「食育白書」より
- 2025年07月07日
- 日本の働く人のメンタルヘルス不調による経済的な損失は年間7.6兆円に 企業や行政による働く人への健康支援が必要
- 2025年07月07日
- 子供や若者の生活習慣行動とウェルビーイングの関連を調査 小学校の独自の取り組みを通じた共同研究を開始 立教大学と東京都昭島市