ニュース
「高血圧」の治療がインフルエンザ対策に ウイルスの感染を防ぐ効果が
2018年06月06日

高血圧治療薬にインフルエンザウイルスの感染を防ぐ効果があると、北海道大学大学院の研究グループが発表した。一般によく使われている高血圧治療薬が感染防止の特効薬になる可能性がある。
高血圧治療薬「Ca拮抗薬」が感染防止の特効薬に
インフルエンザの感染は細胞にウイルスが侵入することから始まる。研究グループは以前、感染において、細胞外のカルシウム(Ca)イオンの流入によって細胞内の濃度が上昇することが重要な役割を果たすことを発見していた。
今回の研究では、細胞外のCaイオンを細胞内に取り込む蛋白質「Caチャネル」に着目し、インフルエンザウイルス侵入との関連を調べた。
その結果、Caブロッカーを培養細胞に処理したところ、ウイルスの侵入と感染が抑えられることを発見。また、インフルエンザウイルスとCaチャネルが結合し、この結合が感染に重要であることを突き止めた。
これは主に細胞膜に存在し、高血圧にも関係している。その働きを阻害する薬は「Ca拮抗薬」と呼ばれ広く高血圧治療に用いられている。
実験では、Ca拮抗薬を投与したマウスでは、インフルエンザウイルスへの感染が抑制されたことを確認。生体内でCa拮抗薬はインフルエンザウイルスに対する効果を発揮することが判明した。

掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「健診・検診」に関するニュース
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月12日
-
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より - 2025年02月10日
- 【Web講演会を公開】毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」2025年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 2025年01月23日
- 高齢者の要介護化リスクを簡単な3つの体力テストで予測 体力を維持・向上するための保健指導や支援で活用
- 2025年01月14日
- 特定健診を受けた人は高血圧と糖尿病のリスクが低い 健診を受けることは予防対策として重要 29万人超を調査
- 2025年01月06日
-
【申込受付中】保健事業に関わる専門職・関係者必携
保健指導・健康事業用「教材・備品カタログ2025年版」 - 2024年12月24日
-
「2025年版保健指導ノート」刊行
~保健師など保健衛生に関わる方必携の手帳です~ - 2024年12月17日
-
子宮頸がん検診で横浜市が自治体初の「HPV検査」導入
70歳以上の精密検査無料化など、来年1月からがん対策強化へ