ニュース

転倒経験がある高齢者は、自転車での転倒発生率も高い 肥満も転倒の要因に

 自転車を利用している高齢者のうち、自転車以外での転倒経験がある高齢者は、将来の自転車利用時の転倒発生率が5.6倍高いことが、東京都健康長寿医療センターの調査で明らかになった。
高齢者の自転車傷害事故は潜在的に多い
 日本の都市部では高齢者の6割が自転車を日常的に利用している。そのうち約1割が通院が必要な傷害を負ったことがあり、その約7割が警察への通報をしていないことが、東京都健康長寿医療センター研究所の調査で分かった。

 高齢者の潜在的な自転車傷害事故が多いことは知られているが、こうした傷害事故の最大の原因と考えられる自転車利用時の転倒のリスク要因についてはよく分かっていなかった。

 そこで研究グループは、2013年と2016年に板橋区で行った健康調査「お達者健診(代表:大渕修一研究部長)」に参加した395名の自転車利用者のデータを用いて、自転車転倒事故の特徴とリスク要因を調べた。

 その結果、以下の4点が明らかとなった――。

(1) 自転車を利用する高齢者の16.4%が3年の間に新たな転倒を引き起こしていた。

(2) 2013年調査時に転倒を経験していた高齢者のうち、65.4%は2016年調査時にも転倒を経験していた。

(3) 新規転倒高齢者の3人に1人は病院で手当てが必要な重篤な怪我を負っていた。

(4) 自転車利用時の新規の転倒発生に関連する要因は、自転車利用時以外で転倒の経験があることと、BMI(体格指数)が高いことだった。

 高齢期の自転車利用は外出を促進する効果的な移動手段ではあるが、自転車での転倒は致傷率が高い事故につながる。研究グループは、「自転車利用時を問わず転倒の経験がある人は注意が必要」と述べている

 研究は、東京都健康長寿医療センター研究所の藤原佳典研究部長らの研究グループによるもので、詳細は国際雑誌「Journal of Epidemiology」オンライン版に掲載された。

An epidemiological study of the risk factors of bicycle-related falls among Japanese older adults(Journal of Epidemiology 12月8日)
東京都健康長寿医療センター
[Terahata]

「保健指導リソースガイド」に関するニュース

2021年05月26日
2021年度版【保健指導アトラス】を公開!保健指導に携わる人が知っておきたい法律・制度
2021年05月17日
5月31日は世界禁煙デー、6月6日まで禁煙週間
禁煙で新型コロナに負けないカラダになろう!
2020年10月08日
10月8日は「糖をはかる日」ー「新型コロナウイルス感染症と糖尿病」「血糖コントロールとQOL]をテーマに Web講演会公開中(視聴無料)
2020年10月01日
【書籍プレゼント】加倉井さおり氏「勇気づけ保健指導®&健康教育ハンドブック」を10名の方に
2020年09月18日
【健やか21】AI健康アドバイスアプリを利用した肥満妊産婦への共同研究を開始(国立成育医療研究センター・リンクアンドコミュニケーション社)
2020年09月15日
【レポート】オンラインセミナー「コロナで変わる保健指導の"いま"を語ろう」開催報告!
2020年09月03日
【9/8開催】オンラインセミナー「コロナで変わる保健指導の"いま"を語ろう」※見逃し配信決定!
2020年08月24日
メタボへの関心は腹囲測定から!「腹囲メジャー」決算セール実施中♪ ~健診やイベントの配布用にも~
2020年06月11日
保健指導リソースガイド「第1回オンラインセミナー」開催報告
2020年05月26日
保健指導の情報提供に大活躍!「健診・予防3分間ラーニング」をYouTubeにて公開
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 11,068 人(2021年09月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 2.7%
  • 保健師 44.8%
  • 看護師 10.8%
  • 管理栄養士・栄養士 19.8%
  • その他 22%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶