No.3 質の管理に必要な目標とPDCAをまわすための仕組みと実践


内部監査はマネジメントシステムの中で最も強力な改善ツールです。
組織の中で専門職以外のスタッフも含めた監査員チームを結成後、監査員教育を実施し当日に備えます。
内部監査は一日がかりで、各部門の責任者・新人や中堅の専門職・契約担当者に対するインタビューとフィールドチェックによる現状確認を行っています。
インタビューでは、どのような教育を受け何を学んだかなどを質問し、マニュアルや計画に基づいて実行できているか、ルールは守られているかなど確認します。
監査結果は、マニュアルの完成度、活動の有効性、特記すべき観察事項、他の組織で参考になる推奨事項を含む良好事項、要改善事項などに整理され、内部監査報告書として報告されます。指摘事項に基づいて品質改善計画(図3)を立てることで改善を促し、課題に取り組むPDCAをまわすことに結びついています。(表2)
内部監査は組織全体を巻き込むことによって、専門職以外の職員にも保健指導の意義を認識してもらう良い機会となっています。

図3 品質改善計画の例
表2 内部監査の効果例
保健指導品質管理システムを導入したことで、利用者、保健指導実践者、組織に対し様々な効果を得ることができました。
顧客ニーズに対応し、「選ばれる健診機関であり続けるために」は、保健指導サービスの質の向上を目指し変化していくことが必要です。品質管理において最も重要なことは、組織として提供するサービスの質の管理と保健指導実践者のスキルアップをはじめとした人材育成です。これらについて日々小さなPDCAをまわしながら、目標達成に向けた組織レベルの大きなPDCAをスパイラルアップし、改善、信頼される組織であり続けたいと考えます。
今後も一対一の関係性を大切に、一人でも多くの人々の健康を守るために愛と情熱を持って挑戦していきたい。
「保健指導サービスの質の管理 ~選ばれる健診機関であり続けるために~」もくじ
「健診・検診」に関するニュース
- 2025年03月03日
- ウォーキングなどの運動で肥満や高血圧など19種類の慢性疾患のリスクを減少 わずか5分の運動で認知症も予防
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月12日
- 肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が 健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より
- 2025年02月10日
- 【Web講演会を公開】毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」2025年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」