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産業保健

労働者の疲労リスク管理・効果的な休み方―過労死等防止調査研究センター(RECORDs)の成果と職域での取り入れ方

労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
過労死等防止調査研究センター 上席研究員
久保 智英

 本連載では、過労死等や過重労働による健康障害防止に関する研究を行っている過労死等防止調査研究センター(RECORDs)の研究活動を中心に、労働者の疲労リスク管理・効果的な休み方をご紹介いたします。

 「RECORDs」では、当センターでは、労災申請時の書類を全国の労基署から収集してデータベース化する「事案研究」、そこから出てきた課題を労働現場で検証する「疫学研究」、実験室実験で検証する「実験研究」。これまでの成果を実際の業界団体等とコラボして実装する「対策実装研究」の4つの柱で研究活動を行っております。

 ポータルサイト「健康な働き方に向けて」では「RECORDs」の研究成果やツール、国内外の研究等を職場の環境改善のヒントになるように分かりやすく解説しています。

プロフィール

  • 久保 智英
  • 久保 智英
    労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
    過労死等防止調査研究センター 上席研究員

    略 歴

    2003年3月 中央大学文学研究科心理学専攻にて修士(心理学)、2007年10月 名古屋市立大学医学研究科にて博士(医学)を取得。2008年4月 (独) 労働安全衛生総合研究所に任期付研究員として着任。2017年4月より上席研究員。2011年2月 フィンランド労働衛生研究所にて客員研究員。2020年4月より Journal of Occupational Health / 産業衛生学雑誌のField Editor(人間工学領域)。2022年10月から日本産業衛生学会の代議員、2024年4月からWorking Time SocietyのBoard Member(理事)。労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト(2023年版)の見直し関する検討委員会に参画。

    専門は産業保健心理学、睡眠衛生学、労働科学。現在は勤務間インターバル、つながらない権利、夜勤・交代勤務対策や自主対応型の疲労対策としての職場の疲労カウンセリングの研究に従事。

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