オピニオン/保健指導あれこれ
働く人のメンタルヘルス

働く人々のメンタルヘルス

浜松医科大学院医学系研究科看護学分野 教授
巽 あさみ

最近報告された労働者健康状況調査票(2012年 厚生労働省)では、労働者の60.9%が仕事や職業生活に関する強い不安・悩みがあると回答し、前回(2007年)より増加しました。このような状況の中で、「産業」の場で最も期待されている職種は、メンタルヘルス対策支援能力が高い保健師等であると考えます。

本来、職場で保健師等が行う保健指導(広義)の基本的機能は、働く人々の健康相談や健康教育(相談機能、教育機能)、働く人々と職場・家族・主治医等との連携・調整機能(コーディネート機能)、事業者に働き掛ける力(組織的支援機能)です。

働く人々に最も身近な立場で関わることができる保健師等がメンタルヘルス対策においてこれらの機能の強みを活かすことは、「相談しない、どこに相談したらよいかわからない労働者」や「問題解決のための他機関との連携・調整、職場内の体制づくりに困った」事業者等に力強い支援者となり、メンタルヘルスケアのレベル向上につながると確信しています。

プロフィール

  • 巽 あさみ
  • 巽 あさみ
    浜松医科大学院医学系研究科看護学分野 教授

    経 歴

    東芝(株)、岡谷鋼機(株)保健師

    1997年 藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科 講師
    2003年 藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科 助教授
    2004年 浜松医科大学医学部看護学科 助教授、藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学教室その他(医学博士学位取得)
    2005年 浜松医科大学医学部看護学科 教授、浜松医科大学大学院医学系研究科修士課程(看護学専攻) 教授
    現在に至る

「働く人のメンタルヘルス」に関するニュース

2021年07月08日
精神障害の労災支給決定が過去最多に 「令和2年度過労死等の労災補償状況」を公表
2021年07月07日
「若年層のがんへの支援」へるすあっぷ21 7月号
2021年07月06日
血液数滴でアルツハイマー型認知症を早期発見 ノーベル賞技術を応用した世界初の検査機 患者負担が小さくコストも安い
2021年07月05日
野菜を食べると健康リスクを抑えられる 野菜にはどんなサプリよりも強い効果が がんや腎臓病も予防
2021年06月29日
【新型コロナ】ワクチンを否認しているのはどんな人? 全国で大規模調査を実施 情報発信が必要「地域や社会の健康と回復につながる」
2021年06月29日
夫が育児に参加すると妻の心理的苦痛を低減できる 男性も積極的に育児に取組む必要が 7万組超の夫婦を調査
2021年06月29日
産業保健師活用テキスト『産業保健師がいること』のご紹介
2021年06月28日
高齢者の脳の老化予防に効果的なのはウォーキングなど「有酸素運動」 記憶力が低下する前に運動を始めることが大切
2021年06月25日
【新型コロナ】ワクチン接種で副反応が 熱が出たら市販の解熱鎮痛剤を利用することも可能 厚労省が成分を示す
2021年06月21日
【新型コロナ】看護師の感染に対する恐怖を軽減するために 最前線に立つ看護師に対するサポートも必要
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 10,995 人(2021年07月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 2.7%
  • 保健師 44.8%
  • 看護師 10.8%
  • 管理栄養士・栄養士 19.8%
  • その他 22%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶