職場の「燃え尽き症候群」にこうして対策 警告サインを知り早期に介入 「マインドフルネス」を導入
燃え尽き症候群の早期警告サイン こんな人が要注意
燃え尽き症候群は、それまで人一倍活発に仕事をしていた人が、なんらかのきっかけで、あたかも燃え尽きるように活力を失ったときに示す心身の疲労症状。 主要症状として、心身の疲労消耗感のほか、人と距離をとり感情的接触を避ける、達成感の低下などがみられる。精神医学的にはうつ病と診断されることもある。 燃え尽き症候群を防ぐことは、職場や労働者にとって重要だ。できるだけ早期に問題を発見し介入することが鍵になる。 ノルウェー科学技術大学はこのほど、ノルウェーの労働者500人を代表サンプルとして調査し、燃え尽き症候群の早期警告サインを特定するのに役立つ新しいツールを開発したと発表した。燃え尽き症候群の早期警告サイン | |
|---|---|
| 1 | 仕事で精神的に疲れを感じている |
| 2 | 仕事に対して熱意を感じにくくなった |
| 3 | 仕事中に集中するのが難しい |
| 4 | 仕事中に意図せずに過剰に反応してしまうことがある |
仕事のストレスと燃え尽き症候群は相互に関連
仕事のストレスと燃え尽き症候群は相互に関連しあっており、時間的なプレッシャーなどにより燃え尽き症候群が強まると、仕事で感じるストレスはより大きくなることが、ドイツのヨハネス グーテンベルク大学マインツによる別の調査で明らかになった。 「燃え尽き症候群でもっともよくみられる症状として、夕方、週末、休暇といった通常の回復期間では解消できないほどの強い疲労感があります」と、同大学のクリスチャン ドルマン教授は指摘する。 「さらなる疲労から自分の身を守るために、仕事とのあいだに心理的な距離をつくる人もいます。つまり、仕事とそれに関係する人々から遠ざかり、よりシニカルになりやすいのです」。 「燃え尽き症候群に苦しむ従業員に対して、仕事のストレスとの悪循環を断ち切るために、適切なサポートをタイムリーに提供する必要があります」としている。 研究グループは、燃え尽き症候群と仕事のストレスに関する、計2万6,319人の労働者を対象とした48件の縦断的調査を解析した。調査は欧州、イスラエル、米国、カナダ、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、中国、台湾など、さまざまな国で行われた。
日本でも神経性やせ症の女性の不安に対するマインドフルネスの効果を検証する研究が行われている
The psychometric properties of the Burnout Assessment Tool in Norway: A thorough investigation into construct-relevant multidimensionality (Scandinavian Journal of Psychology 2023年12月25日)
Burnout Assessment Tool (ノルウェー科学技術大学)
Mindfulness at work protects against stress and burnout (ノッティンガム大学 2024年2月26日)
Mindfully and confidently digital: A mixed methods study on personal resources to mitigate the dark side of digital working (PLOS ONE 2024年2月23日) Burnout can exacerbate work stress, further promoting a vicious circle (ヨハネス グーテンベルク大学マインツ 2020年11月10日)
Reciprocal effects between job stressors and burnout: A continuous time meta-analysis of longitudinal studies (Psychological Bulletin 2020年)
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