「新人看護職員研修ガイドラインの見直しに関する検討会報告書」
「新人看護職員研修ガイドラインの見直しに関する検討会報告書」
(厚生労働省/2014年2月24日)
厚生労働省は、「新人看護職員研修ガイドラインの見直しに関する検討会」(座長:石垣 靖子/北海道医療大学看護福祉学部 客員教授)の報告書をとりまとめ公表した。
新人看護職員研修ガイドラインは、「新人看護職員研修に関する検討会報告書」(平成23年2月)において、医療現場などの状況や看護基礎教育の内容、研修の成果などを踏まえ、適宜見直すことが必要とされていることから、平成25年11月から検討会を開催し、ガイドラインの見直しと、新人看護職員研修のさらなる推進に向けた課題の整理・提言を行った。
○主なポイント
1. 新人看護職員研修ガイドラインの見直し
ガイドラインの到達目標について、到達の目安の変更や、1年以内に到達を目指す項目の追加などを行 った。また、病床規模が小さい医療機関など、これまで研修を実施することができていなかった医療機関 でも研修が行えるよう、ガイドラインの活用例を追加するなど内容の充実を図った。
2. 新人看護職員研修の一層の推進に向けた課題と提言
【課題】
○特に中小規模の医療機関においては、新人看護職員研修のプログラムの企画や実地指導にあたる研修責任者などの人材育成・確保が困難である。
○新人看護職員研修を自らの施設のみで行うことが困難な場合、外部組織の研修を活用することなど が有効であるが、研修先に新人看護職員が転職することを懸念する看護管理者がおり、受入研修が 進まないという指摘がある。
【提言】
○研修責任者や教育担当者などを育成するための研修では、他の施設と共同で研修を実施したり、 都道府県や関係団体などが実施する研修などを活用することも重要である。
○自らの施設のみで新人看護職員研修を行うことができない医療機関が外部組織の研修を活用して 研修を実施するためには、地域の医療機関の連携体制を構築することが重要である。
(厚生労働省/2014年2月24日)
「地域保健」に関する資料・リリース
- 2025年03月27日
- 令和5年国民健康・栄養調査報告
- 2025年03月27日
- 令和5年(2023)人口動態統計(報告書)
- 2025年03月27日
- 令和5年度地域保健・健康増進事業報告の概況
- 2025年03月17日
- 令和6年度「健康に関する世論調査」結果
- 2025年03月03日
- 3月は「自殺対策強化月間」です
「地域保健」に関するニュース
- 2025年04月01日
- 日本人の平均寿命と健康寿命の差は拡大 健康格差が拡大 肥満や認知症のリスクも深刻 30年間の健康傾向を分析
- 2025年04月01日
- 「塩のとりすぎ」で肥満リスクも上昇 塩分をコントロールする2つの効果的な方法
- 2025年03月31日
- 1日に1万歩のウォーキングが肥満・メタボのリスクを減少 歩数をどれだけ増やすと効果を期待できる?
- 2025年03月31日
- ゆっくり食べると肥満・メタボのリスクが減る 保健指導にも活用できるゆっくり食べるのを習慣化する方法
- 2025年03月24日
- 肥満は認知症リスクも高める 食事と運動で脳の老化に対策 中年期の保健指導は効果が高い