関連資料・リリース情報

慢性腰痛に対するモバイルアプリを用いた新たな患者教育と運動療法の効果

慢性腰痛に対するモバイルアプリを用いた新たな患者教育と運動療法の効果

 慢性腰痛(CLBP:chronic low back pain)は、世界的にみて最も生活に支障をきたす年数が長く、働く人のパフォーマンス低下にも影響する症状であり、その対策は社会課題の一つとなっています。
 慢性腰痛に対する最も有用な対策は患者教育と運動療法です。しかし、その方法はいまだ確立しておらず、かつ運動は継続しないことが難点とされています。

 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター 運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座の松平 浩特任教授(責任研究者)は、塩野義製薬株式会社(実施責任組織)と、働く世代の患者さんに対して、SNSを活用した会話ログと運動を人工知能(AI)により紐づけて継続的にリモートで提供し、その有用性を検討しました(試験ID:UMIN000041037)。
 その結果、痛みを緩和するための薬物治療を含む通常診療を受診した患者群と比較して、通常診療に加え患者教育と運動療法をセットにしたプログラムをモバイルアプリで実施した患者群の方において、慢性腰痛が改善していることがわかりました。
 このことから、スマートフォンとともに普及したモバイルアプリという手段を臨床で活用することが、患者さんのライフスタイルに合わせて短時間かつ簡便に運動を習慣化することにつながる有効な手段のひとつであることが明らかになりました。[プレスリリースより]

(東大病院/2022年 5月17日)

[保健指導リソースガイド編集部]

「産業保健」に関する資料・リリース

2025年04月23日
「都民の健康と医療に関する実態と意識」の結果(速報)令和6年度東京都福祉保健基礎調査
2025年04月23日
不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック
2025年04月17日
【医療業版】の勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル
2025年04月15日
「疲れたら休む・休める・休ませる」を実現するために 職場の疲労対策のヒント
2025年04月11日
【研究協力企業募集】仕事中の身体活動と健康リスクに関する研究

「産業保健」に関するニュース

2025年04月21日
日本の女性の極端な「痩せ」は不健康 体調不良をともなう低体重や低栄養を新たな症候群として位置付け 日本肥満学会など
2025年04月21日
中年期に食生活を改善すれば健康に年齢を重ねられる 食事で脳の老化も防げる アルコールの飲みすぎにはご注意
2025年04月21日
「時間が足りない」と感じている人ほど幸福感・メンタルヘルス・仕事への満足度が低下 子育て世代を調査
2025年04月21日
「ダンスセラピー」で女性の更年期障害を軽減 閉経の早い女性は認知機能の低下が進みやすい?
2025年04月15日
【連載完結】産業保健領域での災害対策を考える―産業保健職に求められる"平時からの備え"
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶