関連資料・リリース情報
慢性腎臓病に対する生活習慣改善の指導は長期の診療継続と重症化予防に効果がある
2022年06月09日
慢性腎臓病に対する生活習慣改善の指導は長期の診療継続と重症化予防に効果がある
新潟大学の研究グループでは、2008年から3年半にわたって、全国49医師会のかかりつけ医に通院する40歳以上75歳未満の慢性腎臓病患者2,379人について、医師会ごとに、かかりつけ医による通常診療群と、専門医による定期的な慢性腎臓病診療プログラムを用いた生活指導介入群に無作為に分け、介入の効果を調査しました。
しかしその期間では、重症化する患者は少なく、腎代替療法導入や心血管病発生などの差を捉えることはできなかったため、このほど観察期間を10年間まで延長し、長期的な介入の効果を検証しました。
その結果、心血管病発症、腎代替療法導入、腎機能50%低下を複合した評価では、生活指導介入群の方が通常診療群よりもわずかに低い傾向があることがわかりました。
詳しく分析すると、生活指導介入群では、心血管病の発症が有意に抑えられるとともに、腎機能低下の年間進行速度が、腎機能指標eGFR45以上60未満(正常値90以上)の患者で有意に抑制されており、かかりつけ医と腎臓専門医との診療連携も高率に行われていました。
(新潟大学/2022年 5月17日)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2022 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「特定保健指導」に関する資料・リリース
- 2022年06月09日
- 2021(令和3)年度 全国保健所長会協力事業
- 2022年06月09日
- 慢性腎臓病に対する生活習慣改善の指導は長期の診療継続と重症化予防に効果がある
- 2022年06月07日
- 「家族と健康」WEB版 6月号
- 2022年05月12日
- 健康日本21推進全国連絡協議会 第24回総会 講演抄録
- 2022年05月06日
- 「家族と健康」WEB版 5月号
「特定保健指導」に関するニュース
- 2022年06月27日
- ペットは健康に有用? ペットの飼い主の95%が「ストレス解消に役立つ」 脳の健康にも良い影響
- 2022年06月27日
- 東日本大震災後の高齢者のフレイルを調査 習慣的に運動をすることが低栄養リスクを下げる
- 2022年06月27日
- 日本人高齢者の認知機能は向上している 認知機能障害が減少 国立長寿医療研究センター
- 2022年06月27日
- 片足で10秒間立てれば死亡リスクは低下 「片足立ち」は日常的で簡易なテストとして有用
- 2022年06月27日
- 【新型コロナ】学校での感染の実態を調査 中学生以下はクラス内、高校は部活での感染が多い 文科省
関連コンテンツ
最新ニュース
- 2022年06月30日
- コロナ下での食育の取り組みなどを解説 食育推進のため啓発リーフレット作成 令和3年度「食育白書」を公表
- 2022年06月30日
- 令和3年の労働災害発生状況は死亡・死傷者共に増加 中期計画での目標達成は困難に
- 2022年06月27日
- ペットは健康に有用? ペットの飼い主の95%が「ストレス解消に役立つ」 脳の健康にも良い影響
- 2022年06月27日
- 東日本大震災後の高齢者のフレイルを調査 習慣的に運動をすることが低栄養リスクを下げる
- 2022年06月27日
- 日本人高齢者の認知機能は向上している 認知機能障害が減少 国立長寿医療研究センター
~保健指導・健康事業用 教材~
-
アイテム数は3,000以上! 保健指導マーケットは、健診・保健指導に役立つ教材・備品などを取り揃えたオンラインストアです。 保健指導マーケットへ