関連資料・リリース情報

地域保健における保健所に求められる役割の明確化に向けた研究

地域保健における保健所に求められる役割の明確化に向けた研究

研究趣旨

研究代表者 尾島俊之(浜松医科大学医学部健康社会医学講座教授)

 保健所の業務の現状と課題を整理し、今後の地域保健対策への提言を行い、「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」及び「地域健康危機管理ガイドライン」の見直しに資することを目的とした。全国の保健所へのアンケート調査、フォーカスグループディスカッション、文献的調査、既存データの分析、研究班会議による検討を行った。
 その結果、保健所の健康格差縮小、ソーシャルキャピタル醸成、他機関との連携、人材確保と資質向上、平常時の情報発信から危機発生時に至るリスクコミュニケーション等の重要性が示された。また、保健所の裁量で使用できる予算や行政内の連携、健康危機のマニュアルやBCPの整備や庁舎等のハード面の整備、コロナ禍での医療・介護体制の構築、地域包括ケアシステムの基盤となる地域支援事業、精神保健福祉活動の課題等が示された。海外における公衆衛生活動の質向上に向けた取り組みが収集された。また、地域健康危機管理ガイドラインの改定に向けてのポイントが整理された。
 これらの検討を踏まえて、保健所の組織体制、施設・物資、PDCAサイクルや標準化等の業務戦略、関係機関や住民との連携、情報活用・調査研究、人材確保・資質育成を柱とした今後の地域保健対策への提言をまとめた。

参考情報

全国保健所長会

(全国保健所長会/2023年 6月21日)

[保健指導リソースガイド編集部]
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶