トピックス・レポート
働く人に伝えたい!薬との付き合い方
-薬・サプリとセルフメディケーション-

⑥混ぜるな危険 「薬」と「酒・タバコ」の複雑な関係

日本くすり教育研究所

 本連載では「大人」でも意外と知らない「薬」の知識やセルフメディケーションの基本を、加藤哲太先生(日本くすり教育研究所 代表理事)にご解説いただきます。

 保健指導や健康だよりで取り上げたい「薬」の話題を隔月ペースで紹介しますので、ぜひご自身の学習、業務での情報発信にご活用ください。

これまでの「働く人に伝えたい!薬との付き合い方」

お酒と薬

 「酒は百薬の長」とも呼ばれ、適度の飲酒は唾液、胃液の分泌を促進させ、食欲を増進させるとともに、ストレス解消にもなります。しかし、薬を酒と一緒に飲むと、さまざまな相互作用が起き、薬の効果に影響を及ぼします。

アルコール(エタノール)の代謝と代謝酵素

 アルコールを飲むと、胃および小腸で吸収され、主に肝臓で代謝を受けます。
 アルコールはまずアルコール脱水素酵素(ADH)によって酸化され、アセトアルデヒドになります。アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酢酸へと代謝され、最後は水と二酸化炭素に分解されます。なお、一部(約20%)はミクロゾーム・エタノール酸化系(MEOS)を介してアセトアルデヒドへと分解されます。

図1.png

図1 アルコールの代謝

 このMEOSには、薬物の代謝系と同様のチトクロームP450(CYP)という酵素が関与しています。

アルコールと保健指導
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