業界キーパーソン直撃インタビュー保健指導のみちしるべ
【特別編】 データヘルス計画セミナー

データヘルス計画、健康経営、コラボヘルス、保健事業の推進~それぞれの立場で「今」できること~講師コメント(1)

■六路 恵子氏
 (全国健康保険協会 保健グループ長)
六路にとってデータヘルス計画とは

 私は、当たり前の事がやっとできるチャンス!と思っています。"保健事業は地域診断に基づいて保健事業計画を立て、PDCAを回して行う"という原点に立ち戻って事業を計画する事ができます。
 しかも、協会が保有している膨大な情報を元に、優先度を考慮した効果的な事業を組み立てる事ができること、事業所を訪問して毎年数十万人の方に保健指導を行っている協会保健師、管理栄養士の知見が求められていること。これを活かさない手は無いと思います。

スケールメリットを活かしてどのように展開するか

 協会は、加入事業所が全国に点在し、しかも全業種に渡っていること、何よりも国民の3.6人に一人は協会の加入者であることは他に類を見ない特徴です。
 協会が蓄積しているデータを全国横並びに分析し比較をすると、地域別、業種別に健康課題が明らかになり、またその中で各事業所はどの位置づけに居るのか、どのような健康課題があるのかということを知ることもできます。

 協会けんぽの加入事業所は、10人未満の事業所が3/4を占めているため、事業所とのコラボに加えて、地域保健や各種業界団体などと連携した健康づくりが欠かせないのですが、その際にもこれらのデータがあるからこそ、課題を共有して一緒に考える事ができると考えています。

手順書作成の苦労について

 協会けんぽでは、全支部の担当者を集めて計画策定に関する会議・演習を行いましたが、各支部で計画の作成に取り掛かるためには、手順書とワークシートが必要と思われ、急遽作成することになりました。

 協会では、保健師に企画力をつける事が必要と考え、22年度から継続して企画旅行を付けるための研修を行ってきました。その際に活用している様式や先行資料を参考にワークシートを作成しました。

 手順書に記載したヒントやアドバイスも、過去の取組み等から計画策定に大切だと考えている事をピックアップして書いたものです。ワークシートや手順書は、今までの活動の積み重ねの結果と考えています。

これから計画を策定する方にメッセージ

 データヘルス計画を策定するための分析は、健康課題を把握し、対象者の優先度を考えるための基礎的資料ですから、基本的なシンプルな分析で良いと思います。「分析」のハードルを上げるよりも、目標を明確にして関係者間で共有し、その達成のためには何ができるか、自由闊達に議論することが大切なプロセスだと思います。

他の専門職に、保健事業に関わる上でのメッセージ

 私たち専門職は、個別相談の中から集団の課題を把握しており、また事業主や加入者のニーズも掴んでいます。データヘルスは、健診や医療費データに加えて専門職が掴んでいる質的な情報があるからこそ、実践に結び付く分析ができ、また事業も行えると自負しています。こんなに楽しい事業ができるチャンス!です。

配布資料
はじめに

講師からのコメント/配布資料
■データヘルス計画の推進について
 岩井 恒太氏(厚生労働省 保険局 保険課 主査)
配布資料

■データヘルス計画への協会けんぽの取組
 六路 恵子氏(全国健康保険協会 保健グループ長)
コメントを読む 配布資料

■データヘルス計画策定のポイント
 山本 雄士氏(株式会社ミナケア 代表取締役・医師)
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■企業が効果的な健康対策を進めるポイント
 古井 祐司氏(東京大学 特任教授 政策ビジョン研究センター・医学博士)
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