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熱中症を防ぐための5ヵ条 熱中症は軽症のうちに対処すれば怖くない
2017年07月19日
熱中症は、毎年7月から8月に集中して発生し、特に梅雨明けの蒸し暑く、急に暑くなる7月には、体が暑さに慣れていないため、熱中症による救急搬送者数が急増する。重症化すると命に関わることもあるので、熱中症に適切に対処することが大切だ。
熱中症は予防が大事 十分な対策を
熱中症は気温が高いなどの環境下で、体温調節の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こる。
熱中症にかかりやすいのは高齢者、糖尿病など慢性疾患のある人だ。特に糖尿病の人は、高血糖の状態が続くと神経障害や皮膚の血流障害が起こりやすく、熱中症の症状に気付きにくくなっている場合があるので注意が必要だ。
消防庁の調査によると、2016年に熱中症で救急搬送された人の数は、7月は約1.9万人、8月は2.1万人以上だった。また、2016年6月〜9月に熱中症によって死亡した人の数は579人に上る。
熱中症というと屋外での対策に目がいきがちだが、屋内で熱中症を発症する人も少なくない。節電のために冷房などの使用を控えたり、温度を高めに設定したりしている場合は、屋内でも熱中症を発症しやすい。十分な対策が望まれる。
- 自覚症状のあるI度の軽症である場合は、すぐに風通しのいい日陰やクーラーなどが効いている室内など涼しい場所へ移す。
- 衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、またぬれタオルをあてて扇いだりするなどして、体から熱を放散させ冷やす。
- たくさん汗をかいた場合は、冷たい水と塩分を補給する。
- 自分の力で水分の摂取ができなくなったり、意識障害がみられるIII度の重症である場合は、すぐに病院に搬送する。
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