ニュース
衛生行政報告例の結果を公表 -人口10万あたりの保健師数は長野が最多
2017年07月18日

平成28年衛生行政報告例
(就業医療関係者)の概況(厚生労働省)
厚生労働省はこのほど、平成28年「衛生行政報告例」の結果を取りまとめ、公表した。人口10万人あたりの保健師数は長野県が76.6人で最も多く、逆に少ないのは神奈川県の23.5人だった。
「衛生行政報告例」は衛生行政運営の基礎資料を得ることを目的に、精神保健福祉、栄養、衛生検査、医療、薬事、母体保護など、11の行政分野について毎年調べている。
今回、公表されたのは「医療」分野のうち、平成28年末における就業医療関係者などについて、各都道府県からの1年おきの報告をもとに集計したもの。
結果によると、就業している医療関係者の実人員は、前回(平成26年末)に比べると、保健師は約2,800人増加し、約51,000人となった。
そのほか助産師、看護師、歯科衛生士、はり師、きゅう師、柔道整復師などは軒並み、前回比で5.4%~6.9%増加。唯一、減少に転じたのは准看護師で、約1,7000人減の約32万人だった。
保健師の就業場所は「市区町村」が全体の約55%を占め、最も多い。雇用形態は「正規雇用」が全体の約83%。年齢階級別では「35~39歳」が約7,700人と最も多かった。
都道府県別に人口10万人あたりの保健師数をみると、長野県が76.6人と最も多く、次いで高知県が73.5人、山梨県が73.4人だった。一方、少ないのは神奈川県の23.5人、大阪府の26.8人、東京都の27.6人となっている。
平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況(厚生労働省)報道発表【平成 28 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の結果】(厚生労働省)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「調査・統計」に関するニュース
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】女性と男性はストレスに対する反応が違う メンタルヘルス対策では性差も考慮したアプローチを
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
- 2025年02月25日
- ストレスは「脂肪肝」のリスクを高める 肥満やメタボとも関連 孤独や社会的孤立も高リスク
- 2025年02月25日
- 緑茶を飲むと脂肪肝リスクが軽減 緑茶が脂肪燃焼を高める? 茶カテキンは新型コロナの予防にも役立つ可能性が
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月17日
- 肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
- 2025年02月17日
- 中年期にウォーキングなどの運動を習慣にして認知症を予防 運動を50歳前にはじめると脳の健康を高められる
- 2025年02月17日
- 高齢になっても働き続けるのは心身の健康に良いと多くの人が実感 高齢者のウェルビーイングを高める施策
- 2025年02月12日
-
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より - 2025年02月10日
- 緑茶やコーヒーを飲む習慣は認知症リスクの低下と関連 朝にコーヒーを飲むと心血管疾患リスクも低下