ニュース

衛生行政報告例の結果を公表 -人口10万あたりの保健師数は長野が最多


平成28年衛生行政報告例
(就業医療関係者)の概況(厚生労働省)

 厚生労働省はこのほど、平成28年「衛生行政報告例」の結果を取りまとめ、公表した。人口10万人あたりの保健師数は長野県が76.6人で最も多く、逆に少ないのは神奈川県の23.5人だった。

 「衛生行政報告例」は衛生行政運営の基礎資料を得ることを目的に、精神保健福祉、栄養、衛生検査、医療、薬事、母体保護など、11の行政分野について毎年調べている。

 今回、公表されたのは「医療」分野のうち、平成28年末における就業医療関係者などについて、各都道府県からの1年おきの報告をもとに集計したもの。

 結果によると、就業している医療関係者の実人員は、前回(平成26年末)に比べると、保健師は約2,800人増加し、約51,000人となった。

 そのほか助産師、看護師、歯科衛生士、はり師、きゅう師、柔道整復師などは軒並み、前回比で5.4%~6.9%増加。唯一、減少に転じたのは准看護師で、約1,7000人減の約32万人だった。

 保健師の就業場所は「市区町村」が全体の約55%を占め、最も多い。雇用形態は「正規雇用」が全体の約83%。年齢階級別では「35~39歳」が約7,700人と最も多かった。

 都道府県別に人口10万人あたりの保健師数をみると、長野県が76.6人と最も多く、次いで高知県が73.5人、山梨県が73.4人だった。一方、少ないのは神奈川県の23.5人、大阪府の26.8人、東京都の27.6人となっている。

平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況(厚生労働省)
報道発表【平成 28 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の結果】(厚生労働省)
[yoshioka]
side_メルマガバナー

「調査・統計」に関するニュース

2025年06月10日
【アプリ活用で運動不足を解消】1日の歩数を増やすのに効果的 大阪府健康アプリの効果を8万人超で検証
2025年06月09日
【睡眠改善の最新情報】大人も子供も睡眠不足 スマホと専用アプリで睡眠を改善 良い睡眠をとるためのポイントは?
2025年06月09日
健康状態が良好で職場で働きがいがあると仕事のパフォーマンスが向上 労働者の健康を良好に維持する取り組みが必要
2025年06月02日
【熱中症予防の最新情報】職場の熱中症対策に取り組む企業が増加 全国の熱中症搬送者数を予測するサイトを公開
2025年06月02日
【勤労者の長期病休を調査】長期病休の年齢にともなう変化は男女で異なる 産業保健では性差や年齢差を考慮した支援が必要
2025年06月02日
女性の月経不順リスクに職場の心身ストレスが影響 ストレスチェック活用により女性の健康を支援
2025年06月02日
自然とのふれあいがメンタルヘルスを改善 森が人間の健康とウェルビーイングを高める
2025年05月30日
都民の健康意識は高まるも特定健診の受診率は66% 「都民の健康と医療に関する実態と意識」調査
2025年05月27日
スマホアプリを活用し社会人のメンタルヘルスを改善 スマホで学ぶ認知行動スキルがうつ状態を改善 睡眠改善を支援するアプリも
2025年05月27日
女性の月経にともなう困難症状は運動習慣によって異なる 生活習慣に応じた対策・支援が必要
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,800名)
登録者の内訳(職種)
  • 医 師 3%
  • 保健師 47%
  • 看護師 11%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 20%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶