オピニオン/保健指導あれこれ
企業で働く保健師のキャリアプランを考える ~攻めの保健師養成を目指して~
No.3 攻めの保健師 そして今編
保健師(株式会社オフィス・アニバーサリー 、産業医事務所)
2018年11月06日
目標は「人事担当者の役に立ち、力になること」
活動の一例として、人事担当者とのミーティングをご紹介します!
人材育成・組織開発のお仕事
そして、もう1つの仕事である人材育成・組織開発の仕事。 組織の中でのリーダーに働きかけ、マネジメントのインフラを整備し、機能させるべく、講師としての活動を行っています。コーチングとファシリテーションを活用し、「単なる研修」の位置づけではなく、実際に「業務で実践される」よう、プログラムを運営しています。 受講生たちが、楽しみながらプログラムに参加し、素晴らしい成果を笑顔で報告してくれる場面を見るたびに、これが産業保健の目指すべき方向性なのではないかと思います。今後は、2つの仕事を融合させた形として、ストレスチェックの組織分析の結果とマネジメント研修を組み合わせられないか、試行錯誤中です。 連載の冒頭で、「組織で他者を動かすリーダーシップを発揮し、産業保健師は、どんな価値を提供できるのか。」という疑問を投げかけました。私の今の働き方や仕事の内容は、自分が何のために働くのか、その「意味」の答えそのものです。皆さんは、如何でしょうか。「6つの問い」に答えられますか?
最後に、組織開発をご専門にされている立教大学の中原先生の「6つの問い」をご紹介します。所属組織の目標に対して、以下の問いに、チームやご自身は答えられますか? 【Our story : わたしたちのチームのストーリー】 1.Why do?(なぜ、私たちはやるのか? 私たちは何をめざすのか?) 2.Why us?(なぜ、わたしたちが、やらなくてはならぬのか?) 3.Why now?(なぜ、今なのか?) 【My story:現場のわたしが感じるストーリー】 1.Why do?(なぜ、自分がやるのか? 自分は何をめざすのか?) 2.Why me?(なぜ、わたしが、やらなくてはならぬのか?) 3.Why now?(なぜ、今なのか?)皆さまのご意見お待ちしております!
「企業で働く保健師のキャリアプランを考える ~攻めの保健師養成を目指して~」もくじ
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「産業保健」に関するニュース
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月17日
- 肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
- 2025年02月17日
- 中年期にウォーキングなどの運動を習慣にして認知症を予防 運動を50歳前にはじめると脳の健康を高められる
- 2025年02月17日
- 高齢になっても働き続けるのは心身の健康に良いと多くの人が実感 高齢者のウェルビーイングを高める施策
- 2025年02月12日
- 肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が 健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より