オピニオン/保健指導あれこれ
イラストで魅せる!健康啓発「見せ方」の工夫
No.1 4コマ漫画で健康ニュースを伝える工夫 「晴子さんの健康オフィス」
2018年04月27日
「働く人の健康啓発」のキーワードから、舞台は会社(オフィス)!
舞台やキャラクター設定は伝えたい対象者へできるだけ近いものにします。今回は「働く人への健康啓発」が目的なので、舞台は会社(オフィス)で登場人物は会社員にしました。 保健指導リソースガイドで制作している漫画の主人公はOL・晴子さん。晴子さんは健康マニアで、様々な健康ニュースを明るく周囲に紹介する設定になっています。シリーズものにするために、晴子さん以外の登場人物もいて、”ゆるく”設定があります。 主要キャラクターはこの5人です。 もし、会社内の健康誌などで掲載する場合は、その会社の業種に合わせた職場や設定にすると楽しいコンテンツになります。例えば、システムエンジニアが多めの会社ならSEが主人公、業種あるあるを入れると読み手にとって親近感が生まれて、読み手は楽しめると思います。全部の内容を漫画に押し込めない!キーワードは1~2個に決める
保健指導リソースガイド内に掲載している記事を漫画化します。1つの記事の中には、知ってほしいキーワードがたくさんありますが、この記事の内容を組み込み過ぎると漫画がテキストだらけになってしまいますので、キーワードを1つに決めてそれを伝えれるような構成にします。 例えば、乳がんの原因は「欧米型食事」? 乳がんを予防するための生活スタイル (保健指導リソースガイド掲載 2016年05月11日)を漫画化しました。 「欧米食が乳がんの原因になる可能性」にフォーカスしました。 乳がんは40代女性の罹患が多い疾病です。この漫画は40~50代の男性社員が読者として多い媒体に掲載するために、メインに男性の部長を出して、奥さんの健康にも気を付けようというメッセージも込めています。 元の記事(左)と比較するとここまで変化します。左が原文、右が漫画。どちらも同じ内容です。
この漫画に興味をもったあとのアクションに繋がるように、記事の概要テキストが付ける方法もあります。印刷物では漫画のサイドか下部に、ネットでの掲載でしたらクリック後に見れるような仕様または解説文の真ん中に漫画を差し込みします。この解説文もなるべくわかりやすい体裁で整えます。 漫画は情報に親しみを持たせるのに最適です。文字を可視化することで読む時間の短縮や印象(記憶)に残りやすいメリットもあります。「晴子さんの健康Office」は提供を終了しております。健康コンテンツの新規制作をご希望の場合には、下記よりお問い合わせください。
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