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野菜から食べて30回噛む~長野市「ベジライフ宣言」で生活習慣病予防

 長野市はこのほど、市民の生活習慣病を予防するため「ながのベジライフ宣言」を発表した。「ハッピーかみんぐ1・2・30(いち・に・さんじゅう)」を合い言葉に、食事の際に意識してほしいポイントを説明。食後の急激な血糖値の上昇を抑え、生活習慣病により合併症を防ぐ効果を狙っている。

 「ながのベジライフ宣言」は健康寿命のさらなる延伸が目的。生活習慣病予防の具体的な取り組みや行動について、市民の誰もがわかりやすく取り組むことができるよう、行動宣言している。

 具体的には、覚えやすいよう「ハッピーかみんぐ1・2・30」を合言葉に、

■ハッピーかみんぐ1:
食事の1番はじめは野菜から食べよう(サキベジ)

■ハッピーかみんぐ2:
毎食握りこぶし2つ分の野菜料理とバランスのよい食事

■ハッピーかみんぐ30:
1口30回よく噛んでおいしく味わおう
食後30分後に意識してからだを動かそう

の実践を掲げている。

 このうち「ハッピーかみんぐ30」では、1口30回よく噛むことで、肥満防止や低栄養の予防、糖尿病予防、心身の健康維持、歯周病予防につながると説明。また「座っている時間を減らして、こまめに動く」や「ウォーキングなど全身を使う有酸素運動と筋トレの併用が効果的」などとして、食後30~60分以内の運動を勧めている。

 長野市は「ベジライフ宣言」によって市民の健康意識増進をはかり、生活習慣病の予防につなげていきたい考え。

ながのベジライフ宣言(長野市)
[yoshioka]
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