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スマホ向けアプリで保険契約者の健康を増進 かんぽ生命のプロジェクト

 かんぽ生命保険は「かんぽすこやかプロジェクト~広がる健康の輪~」を、昨年10月に立ち上げた。健康増進アプリなどICT(情報通信技術)を活用した健康増進サービスを提供するなど、さまざまな取り組みをしている。
無料の健康増進アプリで健康増進
 かんぽ生命保険は、QOLの向上や健康寿命の延伸などの社会的課題へ寄与することを目指した「かんぽすこやかプロジェクト~広がる健康の輪~」を、2018年10月に立ち上げた。

 プロジェクトの柱となるのは、▼顧客の健康増進、▼地域住民の健康増進、▼従業員の健康増進――の3つだ。

 その一環として、スマートフォン専用の健康増進アプリ「すこやかんぽ」を、2019年1月より無料で公開している。

 アプリでは、顧客1人ひとりの健康状態に合わせた健康づくりをサポートする機能を充実させた。

 提供しているコンテンツのひとつは、スマートフォンの歩数計測機能を利用して、手軽に歩数を管理できるというもの。毎日の歩数を週ごとに確認できたり、歩数の推移をグラフで表示し、目標達成までの残り歩数を確認できる。

 目標歩数を達成して獲得したスタンプで、コンビニクーポンが当たる抽選にも応募できる。スタンプの数が多ければ多いほど、当せん確率が上がるので、毎日のウォーキングの励みになる。

 ラジオ体操のメロディーを流したり、動画を観ることができ、いつでもどこでもラジオ体操が楽しめるコンテンツも提供。全国のラジオ体操会場が簡単に検索でき、地域のラジオ体操会への参加を促す。

 スマートフォンのカメラで食事を撮影するだけでその食事内容の摂取カロリーなどを算出する機能も提供。

関連情報
健康状態の解析結果を表示
 同社はプロジェクトの第2弾として、4月15日に健康応援アプリ「すこやかんぽ」をアップデートし、「プレミアムメニュー」を提供開始した。保険契約の契約者と被保険者および、契約者の家族がサービスを利用できる。

 JMDCの提供による「健康年齢OCRサービス」は、健康診断の検査値だけでは分かりにくい健康状態をスマートフォン上に一目で分かりやすくく表示するサービスで、同社がキヤノンマーケティングジャパンと共同で開発したもの。

 顧客がスマートフォンのカメラを健康診断書にかざすだけで、検査値を自動抽出してOCR解析により一覧表示し、これをJMDCが開発した統計モデルと照合して、健康状態の解析結果を表示する仕組みになっている。

 カラダの年齢「健康年齢」と"生活習慣病予備""隠れメタボ"などの9段階の「健康タイプ」とともに、健康状態に応じて改善指標と健康アドバイスを表示する。
「時間栄養学」を取り入れたサービスも
 さらに、ドコモ・ヘルスケアの提供により、体内時計の働きにもとづき「時間栄養学」を取り入れ、生活習慣改善をサポートする「Myリズム」の提供も開始した。

 生活時間や体調に応じて、食事・運動・睡眠などから1人ひとりにあわせた取り組みやすい生活改善メニューを提供するというもの。適切なタイミングでメニューに取り組むことで、代謝を正常化し、健康増進の効果を得られるという。

 その他、「健康経営」に関心をもつ法人の顧客に対して、ノウハウや予算不足などの解決を支援するサービスも2019年1月に開始した。イーウェルの健康経営支援サービスを紹介している。

 さらに地域住民の健康増進では、健康づくりの推進に向けて、自治体との連携協定を結ぶことを計画。さまざまな施策の実施を予定しているという。

かんぽ生命の健康応援アプリ「すこやかんぽ」(かんぽ生命保険)
[Terahata]
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