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3月は自殺対策強化月間「誰も自殺に追い込まれることのない社会」へ 令和元年の自殺者数は2万人以下に
2020年03月09日

年間累計自殺者数はついに2万人以下に
厚生労働省が発表した警察庁の自殺統計に基づく自殺者数によると、平成31年(令和元年)年間の累計自殺者数は速報値で19959人(男性13937人、女性6022人)となり、対前年比881人(約4.2%)減少。月別で最も自殺者が多かったのは3月で1841人だった。
都道府県別で見ると、最も自殺者数が多いのは東京都で2107人だったが、自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)が最も高かったのは山梨県で22.3人。
一方、前年比で最も自殺者数が増加したのは鹿児島県で29人増。逆に最も減少したのは東京都で137人減だった。増減率で見た場合、最も上昇したのは徳島県で27%増。最も低下したのは青森県で21.1%減だった。
「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指して
厚生労働省では毎年3月の自殺対策強化月間に合わせ、啓発用のポスターを作成。「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指す。

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