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大人の風しん抗体検査とワクチン接種を呼びかけ 東京都福祉保健局

 今春、小学校に入学する子どもたちの保護者に向け、3月31日までに、麻しん(はしか)・風しんワクチンの2回目の接種が呼びかけられている。


 大人の中にも風しんの十分な免疫を持っていない人が多く、平成24年から25年にかけては大流行して社会問題となった。

 妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんが目や耳、心臓などに障害のある「先天性風しん症候群」にかかるおそれがあることから、東京都福祉保健局では大人を対象に、風しん抗体検査やワクチン接種も呼びかけ、助成事業(全額または一部)の周知をはかっている。

 東京都感染症情報センターの疾病集計による風しんの報告数は2019年は2,298人が報告されたが2020年以降は 再び報告数が減少し、2020年は101 人、2021年は 12人(暫定値)で、全数把握開始以降で最低の累積報告数となった。しかし、ワクチンで予防できる病気であるのにも関わらずゼロにはなっていない。

 東京都福祉保健局の担当者は、大人は助成制度を利用して、積極的に風しんの抗体検査や予防接種を受けてほしいとしている。

都内の麻しん風しん定期予防接種実施状況
[yoshioka]
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