No.1 働く人々のメンタルヘルス支援における看護職の役割
従業員の身近でサポートする産業看護職は、健康状況だけでなく家族的背景や性格傾向等も把握しやすいことから、個別性に対応した的確な相談ニーズに即した対応が可能です。
また、集団教育の中ではポピュレーション・アプローチとして、事業場の心の健康問題に対するバリヤフリー、風通しの良い職場風土づくりのためのグループワークを活用した効果的な小集団教育等ができるなど多くのスキルを持っている強みがあります。 2.従業員・産業医・管理監督者・人事・主治医・家族等の間の調整・連携を図るコーディネーターとしての役割
看護職は医学的知識があり、従業員の人間関係を含む職場環境や、事業場組織体制・就業規則等を周知しているため、医療機関や事業場等をつなぐ重要な役割を果たします。
つまり、従業員のことも職場や家族のことも"よくわかっている"医療従事者であり、近年増加しているメンタルヘルス困難事例に対応できる重要なキーパーソンです。 3.相談窓口や社内外のメンタルヘルス資源の周知徹底や整備
事業場の特性に合わせたメンタルヘルス体制の整備や、従業員への周知徹底をはかるために、相談窓口や相談のための社内メールの活用等、新たな資源開発や体制づくりとPRに取り組む力があります。
事業場の健康課題や対策について日頃からアセスメントし、ニーズに対応した計画・実施・評価活動を展開する産業看護職は、問題解決に何が必要で、何が不足か、常にアンテナを高く張っています。また、社内外のネットワーク形成から対象者により多くの情報提供を行い、より良い方法を選択できるよう働き掛けることができます。ひいてはヘルスリテラシーの向上を図ることに結びつけられます。
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