成人年齢とたばこについての世論調査結果
成人18歳、喫煙20歳年齢制限下の意識や課題を調査
成人年齢とたばこについての世論調査結果
成人18歳、喫煙20歳年齢制限下の意識や課題を調査
国立研究開発法人国立がん研究センターが、5月31日の世界禁煙デーに合わせ、成人年齢とたばこについての世論調査結果をウェブサイトに公開しました。
調査結果のポイント
若年の喫煙は健康面への悪影響が大きいことに関する認識
・成人年齢が18歳に引き下げられても、喫煙は20歳からが維持されていることについて知っていた割合は68.6%でした。
・低年齢からの喫煙について、健康へのリスクがあるという認識は高くなく、普及啓発に課題があることがわかりました。
20歳になったときに吸いたいと思った割合と理由
・「20歳になったときにたばこを吸ってみたいと思った」と回答した喫煙者は61.3%、非喫煙者は20.5%と、喫煙に対する意識が大きく異なることが浮き彫りになりました。
・たばこを吸ってみたいと思ったきっかけに関する回答から、家族、友人、周りの人がたばこを吸っていると、自分もたばこを吸いたいと思うようになることが読み取れました。
受動喫煙対策に関する認識や意向
・たばこの煙を不快と感じる割合は高く、非喫煙者では約9割で、喫煙者でも半数近くの人が不快と感じていることがわかりました。
・非喫煙者が、公共空間での喫煙の一律禁止を求める割合は46.0%で、規制強化は29.3%と高い結果でした。一方、喫煙者では意見が割れ、禁止や規制強化を求める割合は約3割にとどまり、非喫煙者と喫煙者では意向に違いがあることがわかりました。
(国立がん研究センター/2022年 5月31日)
「禁煙」に関する資料・リリース
- 2023年09月14日
- 2023年度版 がん征圧ポスター・禁煙ポスターを公開
- 2023年09月06日
- e-健康づくりネット 健康づくり支援担当者のための総合情報サイト
- 2023年08月08日
- 令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の結果
- 2023年06月07日
- 受動喫煙対策について法改正3年後の意識や課題を調査 受動喫煙対策強化について周知が不十分であり、普及啓発に課題
- 2023年05月15日
- 世界禁煙デーポスターの申込受付開始について
「禁煙」に関するニュース
- 2023年09月19日
- 高血圧と悪玉コレステロールの組み合わせは最悪 心筋梗塞や脳卒中のリスクが2倍に 肥満・メタボの改善も必要
- 2023年08月07日
- 【がん予防の経済効果】 がんのリスク要因を減らして1兆円超の経済的負担を軽減 生活スタイルや環境の改善が重要
- 2023年06月26日
- 「高齢社会白書」2023年版を発表 高齢者の社会参加が健康や生きがいを生み出す 各地の取組みも紹介 内閣府
- 2023年06月26日
- 職場のストレスを早期発見 従業員のキーボードやマウスの操作からストレスを判定 職場の環境改善につなげる
- 2023年06月19日
- 運動をする習慣がストレスによる高血圧を防ぐ 運動習慣が脳の炎症反応を抑制 メカニズムを解明