関連資料・リリース情報
「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」を発表しました
2023年01月11日
日本糖尿病学会は、肥満に起因するインスリン抵抗性主体の糖尿病が多くを占める欧米と異なり、日本人2型糖尿病は肥満と非肥満が半々で、インスリン分泌低下と抵抗性の程度が個人毎に異なっていること、熊本スタディやJ-DOIT3等の結果も踏まえて、血糖マネジメントこそ合併症抑制に重要であることから、個人毎の病態を考慮してどのクラスの糖尿病治療薬を使用するかを決定することを推奨してきました。
近年、NDBの解析により日本の2型糖尿病の初回処方の実態が実際に欧米とは大きく異なること、高齢者へのビグアナイド薬(メトホルミン)やSGLT2阻害薬投与に関する注意喚起が広く浸透していること、それに伴い高齢者にはDPP4阻害薬が選択される傾向が認められました(J Diabetes Investig 13: 280-291, 2022)。
一方で、初回処方にビグアナイド薬が一切使われない日本糖尿病学会非認定教育施設が38.2%も存在したことも明らかになり、2型糖尿病治療の適正化の一助となる薬物療法のアルゴリズムを作成しました。
「学会からのお知らせ」より
(日本糖尿病学会/2022年12月26日)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「行政・団体の関連資料」に関する資料・リリース
- 2025年09月01日
- 9月10日から9月16日は「自殺予防週間」です
- 2025年09月01日
- ニュースレター『Obesity Report』 第13号を発行しました
- 2025年08月27日
- 令和7年度健康増進普及月間特設ページ
- 2025年08月27日
- 「職場の健康診断実施強化月間」について
- 2025年08月21日
- 9月の自殺予防週間に活用できる啓発コンテンツを公開
「行政・団体の関連資料」に関するニュース
- 2025年09月03日
- 【厚労省】長時間労働監督指導の結果公表 違反率8割・4割超で違法残業
- 2025年08月21日
- 令和7年(1月~7月)の自殺者は11,143人 前年同期比で約10%減少(厚生労働省)
- 2025年08月20日
- 育休を「取りたい」若者は7割超 仕事と育児との両立で不安も 共に育てる社会の実現を目指す(厚生労働省)
- 2025年08月13日
- 小規模事業場と地域を支える保健師の役割―地域と職域のはざまをつなぐ支援活動の最前線―【日本看護協会「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」】〈後編〉
- 2025年08月06日
- 産業保健師の実態と課題が明らかに―メンタルヘルス対応の最前線で奮闘も、非正規・単独配置など構造的課題も―【日本看護協会「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」】〈前編〉