「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」を発表しました
日本糖尿病学会は、肥満に起因するインスリン抵抗性主体の糖尿病が多くを占める欧米と異なり、日本人2型糖尿病は肥満と非肥満が半々で、インスリン分泌低下と抵抗性の程度が個人毎に異なっていること、熊本スタディやJ-DOIT3等の結果も踏まえて、血糖マネジメントこそ合併症抑制に重要であることから、個人毎の病態を考慮してどのクラスの糖尿病治療薬を使用するかを決定することを推奨してきました。
近年、NDBの解析により日本の2型糖尿病の初回処方の実態が実際に欧米とは大きく異なること、高齢者へのビグアナイド薬(メトホルミン)やSGLT2阻害薬投与に関する注意喚起が広く浸透していること、それに伴い高齢者にはDPP4阻害薬が選択される傾向が認められました(J Diabetes Investig 13: 280-291, 2022)。
一方で、初回処方にビグアナイド薬が一切使われない日本糖尿病学会非認定教育施設が38.2%も存在したことも明らかになり、2型糖尿病治療の適正化の一助となる薬物療法のアルゴリズムを作成しました。
「学会からのお知らせ」より
(日本糖尿病学会/2022年12月26日)
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