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保健師として、低体重クリニックでの子育て支援の場で学んだこと

 連載「限りない看護の世界観の追求のなかで」(小此木 久美子/桐生大学医療保健学部看護学科 教授)の第4回を更新しました。
 第4回は、筆者が保健師としてどのように育ってきたかを「低体重クリニックという子育て支援の場」の事例で振り返っていきます。

低体重クリニックでの子育て支援の場で学んだこと
~わが子を可愛いと思えないことで悩む母親~

 保健所の低体重クリニックは子育て支援の場です。保健所と市町村の役割機能を調整しながら保健所の事業名から見ても保健活動の推移が読み取れます。

 今日では母子保健の実施主体は市町村に移譲されました。

 保健所の業務の変化の中で保健所保健師のスキルを学ぶ場は縮小していることに、こころを痛めているのは私ばかりではないと思っています。

 ある日、低体重クリニックに化粧で着飾っているが何とも疲れた顔をしている30代の母親が乳児をぎこちなく抱いて来所しました。私は乳児の顔をのぞきながら声をかけると、反応は弱々しく感情の乏しさが伝わってきました。

オピニオン「限りない看護の世界観の追求のなかで」
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[保健指導リソースガイド編集部]
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