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蚊意外にキケンあり?-厚労省が夏の海外旅行での感染症予防を呼び掛け
2017年07月12日
夏休みの海外旅行は感染症に注意!―。厚生労働省は海外渡航者が増える夏休みに合わせ、海外で注意すべき感染症について情報をまとめ、予防に努めるよう呼び掛けている。
厚生労働省が開設しているのは「夏休みにおける海外での感染症予防について」と題したwebページ。食べ物や水を介した消化器系の感染症にかかる可能性が高いのはもちろんだが、日本で発生していない動物や蚊、マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあり、注意を促している。
今年は、「蚊意外(かいがい)にキケンあり」、「鳥扱い注意」、「動物とは離し上手に」と題するポスターとリーフレットを作成して、webページに掲載。デング熱やジカウイルス感染症など蚊が媒介する感染症が流行している地域では蚊にさされないよう注意を促したり、日本ではあまりなじみのない狂犬病が発生している国もあることから、素性の分からない動物をむやみに触らないよう呼び掛けたりしている。
webページには、海外で注意すべき感染症の概要が紹介されており、発生地域や感染経路、主な症状、予防対策について情報がまとめられている。世界各地での流行の状況などもアップデートされており、渡航前には目を通しておきたい内容になっている。
また厚生労働省検疫所「FORTH」でも、海外で健康に過ごすための情報が掲載されている。たとえば渡航の気候や気をつけたい病気、受けておきたいと予防接種や、持っていきたい薬などを具体的に紹介。帰国後に気になる症状があったときの対応についても、情報がまとめられている。
厚生労働省「夏休みにおける海外での感染症予防について」厚生労働省検疫所
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