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花粉症予防アプリ「アレルサーチ」で発症要因解明と予防の啓もうを(順天堂大学)
2018年02月09日
順天堂大学医学部眼科学講座の猪俣武範助教授らは2月1日、世界初の花粉症予防アプリ「アレルサーチ」をリリースした。花粉症の予防や症状改善に役立つ情報を提供する一方、アンケートなどでユーザーの症状や生活習慣などのデータを収集し、花粉症の複合的要因解明につなげていく。
花粉症は年間で3,000万人がかかる最も多いアレルギー疾患と言われている。しかし発症に関与する原因は、花粉やPM2.5 といった大気汚染物質などの環境要因、食事・喫煙・運動などの生活習慣、家族歴・年齢などの疫学的要因などが複雑にからみあい、個人によっても寄与度はさまざまだと考えられる。
そのため猪俣助教授らは、花粉症の複合的要因を解明し、自己管理による予防の啓もうをはかることを目的に「アレルサーチ」をリリース。Appleが医学研究をサポートする目的で開発したオープンソース・フレームワーク「ResearchKit(R)」を使用しており、ビックデータの収集も行う。

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