ニュース
花粉症予防アプリ「アレルサーチ」で発症要因解明と予防の啓もうを(順天堂大学)
2018年02月09日
順天堂大学医学部眼科学講座の猪俣武範助教授らは2月1日、世界初の花粉症予防アプリ「アレルサーチ」をリリースした。花粉症の予防や症状改善に役立つ情報を提供する一方、アンケートなどでユーザーの症状や生活習慣などのデータを収集し、花粉症の複合的要因解明につなげていく。
花粉症は年間で3,000万人がかかる最も多いアレルギー疾患と言われている。しかし発症に関与する原因は、花粉やPM2.5 といった大気汚染物質などの環境要因、食事・喫煙・運動などの生活習慣、家族歴・年齢などの疫学的要因などが複雑にからみあい、個人によっても寄与度はさまざまだと考えられる。
そのため猪俣助教授らは、花粉症の複合的要因を解明し、自己管理による予防の啓もうをはかることを目的に「アレルサーチ」をリリース。Appleが医学研究をサポートする目的で開発したオープンソース・フレームワーク「ResearchKit(R)」を使用しており、ビックデータの収集も行う。
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「健診・検診」に関するニュース
- 2024年04月25日
-
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠 - 2024年04月22日
- 【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
- 2024年04月18日
- 人口10万人あたりの「常勤保健師の配置状況」最多は島根県 「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月18日
- 健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月09日
- 子宮の日 もっと知ってほしい子宮頸がんワクチンのこと 予防啓発キャンペーンを展開
- 2024年04月08日
- 【新型コロナ】長引く後遺症が社会問題に 他の疾患が隠れている例も 岡山大学が調査
- 2024年03月18日
- メタボリックシンドロームの新しい診断基準を提案 特定健診などの56万⼈のビッグデータを解析 新潟⼤学
- 2024年03月11日
- 肥満は日本人でも脳梗塞や脳出血のリスクを高める 脳出血は肥満とやせでの両方で増加 約9万人を調査
- 2024年03月05日
- 【横浜市】がん検診の充実などの対策を加速 高齢者だけでなく女性や若い人のがん対策も推進 自治体初の試みも
- 2024年02月26日
- 近くの「検体測定室」で糖尿病チェック PHRアプリでデータ連携 保健指導のフォローアップなどへの活用も