ニュース
【産保PC第7回(2018年度 第3回)レポート】職場巡視~ありのままの現場を見られる産業保健師になる~
2019年01月09日
講師はこれまでと同じく村田陽子さん(( 有)ビーイングサポート・マナ代表、保健師)と、亀ヶ谷律子さん(HSプランニング代表、保健師)。両講師は、講義では参加者の理解度に応じて進め、ディスカッションでは各グループに適宜サポートをする等のきめ細やかな対応で、今回も充実した内容のカンファレンスとなりました。
職場巡視における大前提
今回の産業保健プロフェッショナルカンファレンスのテーマは、「職場巡視」。産業保健師ならではの視点での職場巡視を目指すという意味で、「~ありのままの現場を見られる産業保健師になる~」というサブタイトルを設けました。
今回は事前に、講師陣より参加者の方々に、当日に向けた準備として宿題が出されました。
その目的について亀ヶ谷保健師は「職場巡視において、法令の順守は大前提です。今回のテーマで何が一番大事かを、皆さんに考えてきてもらいたかったのです」と述べ、続けて「法令の順守を前提として、職場巡視をする際は産業保健の3管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)を念頭に置くことが重要です。さらに、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の視点で職場を見ることも欠かすことが出来ません」と強調しました。
自己紹介から始まったカンファレンス。明るく和やかな雰囲気です。
開催レポート全文は、「産業保健プロフェッショナルカンファレンス」をご覧ください ▶
【産業保健プロフェッショナルカンファレンスについて】
産業保健プロフェッショナルカンファレンスは、若手の産業保健師が将来へ向けキャリアアップするために必要な知識や考え方、技術を習得できる場を提供するプロジェクトです。保健指導リソースガイドとウェルネス・コミュニケーションズ(株)が協力し、発足させました。年4~5回の参加型イベントの開催とWEBによる情報発信、業務に役立つ資料・ツール提供など、年間を通じて産業保健師の「スキルアップ、キャリア形成、ネットワーク」をサポートしていきます。 産業保健プロフェッショナルカンファレンス ▶
〇若い世代の産業保健師を育成するプロジェクトがスタート(2017/6/7) 【プレ開催レポート】▶
〇【産保PC第1回(2017年度 第1回)レポート】産業保健師のキャリアとして必要なものとは?(2017/7/7) ▶
〇【産保PC第2回(2017年度 第2回)レポート】「保健指導の基本姿勢」 保健指導を受ける立場になり対象者に寄り添える産業保健師に(2017/9/15) ▶
〇【産保PC第3回(2017年度 第3回)レポート】「心が健康な人」を増やす・支えていくことが産業保健師ならではのメンタルヘルス事業の心得(2017/11/30) ▶
〇【産保PC第4回(2017年度 第4回)レポート】「職場巡視」 現場で一緒に考えられる"味方、サポーター"になることを目指して~「産業保健師が行う職場巡視」について話し合い~(2018/2/26) ▶
〇【産保PC第5回(2018年度 第1回)レポート】保健指導(2018/9/11) ▶
〇【産保PC第6回(2018年度 第2回)レポート】メンタルヘルス(2018/11/8) ▶
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「健診・検診」に関するニュース
- 2023年08月09日
-
8020達成率は5割以上 若い世代の歯周病増、口腔ケアが課題に
厚労省「令和4年歯科疾患実態調査」より - 2023年08月08日
- 若い世代でも「脂肪肝疾患」が増加 やせていても体脂肪が蓄積 肥満とどう違う?
- 2023年07月28日
- 2022年度版「健診・保健指導施設リスト」状況を報告します【保健指導リソースガイド】
- 2023年07月24日
- 標準体重でも3分の1は実は「肥満」 BMIは健康状態をみる指標として不十分 やせていても安心できない
- 2023年07月11日
- 自治体健診で高齢者のフレイルを簡便に判定 「後期高齢者の質問票」でリスクが分かる 「フレイル関連12項目」とは?
- 2023年06月20日
- 肝臓学会が「奈良宣言2023」を発表 肥満・メタボの人は「脂肪肝」にもご注意 検査を受けることが大切
- 2023年06月12日
- 自治体健診で「心房細動」を早期発見 健康寿命と平均寿命の差を縮める 日本初の「健康寿命延伸事業」 大分県
- 2023年06月05日
- 要介護認定リスクと関連の深い健診6項目が明らかに 特定健診・後期高齢者健診のデータから判明 名古屋市
- 2023年05月19日
- 令和4年度「東京都がん予防・検診等実態調査」 受診者増加のための取組み率は健康保険組合で85%に上昇
- 2023年05月18日
-
さんぽセンター利用の5割以上「健診結果の措置に関する説明力が向上」
-『令和4年度産業保健活動総合支援事業アウトカム調査報告書』-