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2021年度版「健診・検診/保健指導実施機関」状況報告 10年間の推移についてまとめ
2022年07月26日
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保健指導リソースガイドでは、2012年度から「健診・検診/保健指導機関リスト」を制作し掲載しています。健診・検診や特定健診・特定保健指導の委託先を選択する際に活用してください。
今回は2021年度の評価認定の更新の状況と、10年間の推移についてまとめを報告します。
※健診機関一覧は健診機関の実施・組織体制、検査の質などを評価・認定する団体や、疾病予防・健康増進・各種疾患の啓発などを行う団体のホームぺージに公開されている施設一覧を参考に作成しました。
年度別 認定団体別の登録機関数
2012年度~2021年度の認定団体別の登録機関数は【表1】の通りです。
【表1】年度別:認定団体別の登録機関数
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評価認定団体別 健診・検診・保健指導項目別の実施数、実施状況
評価認定団体別の健診・検診・保健指導項目別の実施数は【表2】のように、人間ドック96%、特定健康診査88.6%、職域の健康診断78.7%と高い実施率でした。保健指導の実施状況は特定保健指導56.2%以外は、栄養指導16.5%、運動指導10%、メンタルヘルス相談6.7%、保健相談事業11.6%と低い傾向です。
項目別の実施割合を【図1】でレーダーチャートにしましたが、10年間の傾向もほとんど変わっていません。 【表3】は、年度別の健診・検診/保健指導項目別の実施数です。こちらも【図1】と同様に大きな変化は見られませんでした。
【表2】評価認定団体別:健診・検診・保健指導項目別の実施数
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【図1】評価認定団体別:健診・検診・保健指導項目別の実施割合
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【表3】年度別:健診・検診/保健指導項目別の実施数
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2012年度~2021年度を振り返って 10年間の動向は?
はじめて当リストの作成に取り掛かった時はホームページがない健診機関がいくつかありましたが、この10年間でインターネットの活用は大きく変化し、ホームページもきれいに整頓され必要な情報が掲載されるようになりました。
保健指導とインターネットの関係も変わっています。2013年にICTを活用した特定保健指導の実施が出され、2015年には労働安全衛生法の改正に伴いストレスチェックが制度化されました。
そして2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により、それまで進まなかったオンライン面談が具体的になりました。外部支援機関ではデータの取り扱い等が今後の課題になっています。
保健指導リソースガイドはこれからも役立つ情報を発信してまいります。皆さまも「こんな項目が欲しい」など、ご意見ご要望等ありましたらお聞かせください。
補足
評価認定が疾病予防・健康増進・各種疾患の啓発などを行う3団体のホームページに公開されている施設一覧を参考に情報収集を行いました。
〇人間ドック学会:人間ドック・検診施設機能評価認定施設
1986年(昭和61年)優良施設を示す「指定表示版」作成
〇日本総合健診医学会:優良総合健診施設
1996年(平成8年4月)第1回
〇全国労働衛生機関:労働衛生サービス機能評価認定施設
1999年(平成11年度) 労働衛生機関評価制度を創設
2004年(平成16年12月)労働衛生サービス機能評価制度に改めた
☆結核予防会(1939年~)
☆対がん協会(1952年8月~)
☆予防医学事業中央会(1966年~ 前身は寄生虫予防協会1957年7月~)
今後の掲載についてご協力のお願い
最新情報(掲載項目の追加・変更)は各健診機関から募集しています。より正確な情報の反映のため、情報の更新・変更がありましたら<お問合せフォーム>からお知らせください。
健診・検診/保健指導の外部委託も進み、委託元との連携等がますます大事になってきます。各機関、ご担当者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
2022年7月21日
保健指導リソースガイド 編集部
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