No.1 私が「患者」になって気づいたこと
「がん」と言う言葉のイメージは?
「死」を連想しネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?しかし、自分自身ががん患者となり、いろいろな体験・経験を経て「乳がん」イメージは大きく変わりました。
現在では、2人に1人ががんに罹患しています。がんは特別な病気では無く、誰もが成りうる可能性のある「普通の病気」なのです。女は強い!「がんと言う個性」を受け入れよう
昨年のクリスマス、乳がんを乗り越えファッションモデルにチャレンジ!
日常生活の中、誰もが「がん」と言う強烈なイメージの言葉に出会うと、打ちひしがれ、気持ちが沈み、絶望すると思います。
でも、そこから少し冷静になり自分自身の病と向かい合えた時、現実が見えてきて「乳がんでは簡単には死なない!」と気づきます。そして、乳がんと向き合う決意ができるのです。
決意をして、自分自身に起こった現状を受け入れる。そのあとは、自分にとって何がベストかを探し始めるのです。
・死なないのであれば、いかにしっかりと治療と向き合うのか?
・どのようにキレイに治すのか?
などなど、欲望は果てしないのです。
そう、未来を見据えての治療の選択を考え始めるのです。このとき、改めて「女は強い!」と感じます。
また、受け入れてからは具体的に選択することが多くあります。「がん」と言われてからは、選択の連続なのです。
・どこの病院?
・どの先生?
・どの治療方法?手術方法?
…何を!どれを!どの様に!常に選択を迫られるのです。
そして、自分自身で納得して自分の進む道を自分自身で選択していき、がんと言う個性を持った自分自身と共存するのです。
納得できる選択を!
「乳がんになっても!」体験談をお話
「がん」なんだから!との思いからセカンドオピニオンを受けることを決意、渋る医者から紹介状をもらい、セカンドオピニオンへと東奔西走しました。
その頃も、乳がん患者は増加、セカンドオピニオン1ヶ月待ちは当たり前で、その現実にまた、大きく打ちひしがれました。
「乳がんと診断されたら、絶対セカンドオピニオンを受けるのだ!」と、焦っていた私はあらゆる人に、SOSを出して、ラッキーにも1週間のうちに3件のセカンドオピニオンを受ける事ができました。今思い返しても、すごい行動力です。やればできる、思えば叶う!を実感できました(笑)
しかし、そこで示された治療方法は様々でした。4人の医師からは異なる意見をもらい、ますます迷ってしましました。ここでもまた自分自身で選択です!私は充分に考えて、最終的に「信頼」と「フィーリング(相性)」で病院・医師を決めました。
ここから、いよいよ治療のスタートです。がんという個性ができた私のがんと向き合い共に歩く人生のスタートです。
「がんになること」は決して嬉しいことではありません。
キャンサーギフトのひとつ宝塚観劇にて記念撮影
乳がんになってからの私が好き!人生が楽しい!!これは、「起こることを受け入れる」思考ができたからです。乳がんになってからある方から「起こることには、必ず意味があるんだよ!」と、教わりました。
私が乳がんになった意味を考え自分に何が出来るのか?何をするべきなのか?を問いながら、五体満足であること、美味しく食べられること、歩けること走れること、話せること、笑顔でいられること、明日が必ず来ること、そんな当たり前な事が、凄いことなのだ、素晴らしいことなのだという事を教えてくれた、私の新しい個性に感謝して今日も生きています。
「キチンと手術・ホンネで再建(KSHS)~乳がんぶっちゃけ話~」スタートします!
私は、2007年4月に乳がん告知受けてから今年で9年目となります。乳がん卒業と言われる10年まで後1年です。今、私はこれまで以上に前向きに生きています。
この9年間は人生の中で「キャンサーギフト」が詰まった多くのことを得た時間でした。その中の体験したこと、感じたこと、考えたことを、「キチンと手術・ホンネで再建(KSHS)~乳がんぶっちゃけ話~」として、連載を通して“ぶっちゃけて”いきたいと思います。
「【体験談】乳がんになった女性たちの道しるべを作りたい-乳がんぶっちゃけ話」もくじ
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