オピニオン/保健指導あれこれ
予防医学領域での運動指導の紹介

No.3 今どきの健康づくり (健康運動指導士の役割と運動指導とは)

(公財)神奈川県予防医学協会 健康運動指導士
小林 辰也

「今どきの健康づくり」
 私が大学生時代(20年程前)、フィットネスクラブでインストラクターのアルバイトをしていた頃に比べると、フィットネス産業は大きく様変わりしているようです。

 都内でチェーン展開している大手フィットネスクラブに行くと、様々なレッスンプログラムが開催されています。どれも楽しそうで、参加意欲がわくプログラムばかりです。

 ヨガ系、ボディーパンプ系、ダンス系、ボクササイズ系、ボディーメンテナンス系、さらに最近はエアロビクス・バイクを使ったエクササイズもプログラムされ、照明を暗くし、テンポの良いBGMに合わせて運動します、これなら女性でも人目を気にせず汗を流すことができます。ひと昔前のように、フィットネスクラブに通うことがステータスになっていた時代から、今は老若男女が楽しめる空間へと変わり、誰もが「健康づくり」を安全で手軽にできるようになってきました。

 更に、ウォーキングブームやマラソンブームが拍車をかけ、週末ともなると日本各地でマラソン大会やウォーキングイベトが開催され、1年中公園など整備されたウォーキングコースで爽やかな汗を流している姿を見ます。このように、健康づくりの流行はめまぐるしく変わりますが、一時のブームやTV情報に流されたくないものです。

 世界保健機関(WHO)憲章では、「健康」について次のように定義しています。

 (Health is a state of complete physical mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.)健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

 私が思う健康づくりとは、目的や目標を持つことで、達成にむけて生活習慣を改善し、また改善できるように努力すること。そのプロセスに於いて心身ともに少しでも効果や変化を感じることが大切であり、健康づくりは一生涯つづく楽しみの一つと考えます。

≪運動指導士の役割とは≫
 運動指導士の役割は健康目標を達成するために、それぞれがご自身の体について改めて振り返り、健康になるためには何をするのか一緒に考えるサポートをする役割を担っています。社会的にも幸福な状態に導くことが、一番の役目ではないかと考えます。

≪運動指導とは≫
 私が指導者としていつも心がけていることが「1つ」あります。それは前に立つ指導ではなく、横に並んだ視線での指導です。ともすれば指導者は上から目線で、一方的な指導に陥りがちです。健康運動指導士の「士」は「師」ではありません。私達は師匠・教師ではなく、一定の資格・役割をもったもの(広辞苑より)なのです。

 セミナーに参加している方・個別に指導を受けている方へ、専門的な知識を活かしながら、クライアントが少しでも良い方向へ向かうようになれば、運動指導者冥利に尽きます! 運動指導で社会を元気にします!!

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