関連資料・リリース情報
妊娠中血中代謝物による産後うつ症状の予測 -健やかな母子家庭環境を維持するために-
2022年12月26日
妊娠中血中代謝物による産後うつ症状の予測 -健やかな母子家庭環境を維持するために-
東北大学大学院医学系研究科の兪志前講師、富田博秋教授らのグループは、東北大学東北メディカル・メガバンク機構が実施している三世代コホート調査で得られた健常者および産後うつ症状を呈する母親の妊娠中後期、および産後の血漿中の代謝産物をガスクロマトグラフィー質量分析注7で網羅的に解析しました。
その結果、産後うつ症状を示す母親は、その兆候のない母親と比較して、妊娠中後期から産後1ヶ月時点までに血漿中の「クエン酸回路」に関連する代謝産物のプロファイルが異なっていることがわかりました。
さらに、機械学習を用いて、妊娠中後期における血漿中の代謝産物のプロファイルから産後うつ症状の予測を行ったところ、シトシンの減少およびエリトルロースの増加が産後うつ症状を予測するリスク因子として同定されたとのことです。
(東北大学/2022年12月12日)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「母子保健」に関する資料・リリース
- 2025年04月07日
- 「家族と健康」WEB版 2025年・4月号
- 2025年03月27日
- 令和5年国民健康・栄養調査報告
- 2025年03月27日
- 令和5年(2023)人口動態統計(報告書)
- 2025年03月27日
- 令和5年度地域保健・健康増進事業報告の概況
- 2025年03月03日
- 3月は「自殺対策強化月間」です
「母子保健」に関するニュース
- 2025年04月07日
- 誰もが安心して過ごせる居場所を地域社会に作るために ハンドブックで4つのステップを紹介 東京都など
- 2025年04月07日
- 学校給食に子供の肥満を減らす効果が 給食を使った日本の食育の価値は高い 世界では子供の肥満が30年で2倍に増加
- 2025年03月17日
- 【女性にも運動が必要】健康的な食事と運動を組み合わせて効果を最大に 運動に取り組むと転倒リスクも減少
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】女性と男性はストレスに対する反応が違う メンタルヘルス対策では性差も考慮したアプローチを
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻