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「日本人の食事摂取基準」2015年版 「カロリー」から「BMI」に変更
2014年03月28日
厚生労働省がこのほどまとめた「日本人の食事摂取基準」2015年版は、健康を維持するために、何をどれだけ食べればよいか、その基準を示した基準だ。厚労省検討会で、エネルギーの指標をこれまでのカロリーから、身長と体重から算出するBMIに変更する方針が示された。
厚生労働省は、1日に必要な食事の量を定めている「日本人の食事摂取基準」を改定する。エネルギー摂取量の指標について、身長と体重から算出するBMI(体格指数)で目標を示し、それを維持できる量を定める方針を決めた。個人による体格の違いを反映させ、生活習慣病の予防・改善につなげる目的だ。
エネルギーの指標を「カロリー」から「BMI」に変更 糖尿病の基準も表示
現在の基準では、年齢や性別、身体活動レベルからエネルギー必要量を決めており、例えば40歳代男性は1日2,300kcal、女性は1,750kcalが適当などと定めているが、小柄な男性や高身長の女性などには対応できていない。また、2型糖尿病などの生活習慣病の改善や重症化予防では、体重の減少が推奨されており、エネルギー摂取量を過不足なく調整するだけでは不十分だ。加齢にともない食事や身体活動も変化することから、ライフステージに合わせた基準を示す必要もある。
2型糖尿病の予防・改善のための食事摂取基準
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