世代別・性別ごとの「飲酒量と頻度」を比較
-令和4年(2022)「国民生活基礎調査」の概況より(厚生労働省)
このたび日本生活習慣病予防協会は、令和4年(2022)の「国民生活基礎調査」の結果から、世代別・性別ごとの「飲酒量」と「飲酒頻度」を算出した結果を公開しました。
本調査により、飲酒頻度を「毎日」と回答した年代は、男性では35歳以上、女性では60歳以上が最も多いことが判明しました。
飲酒量と頻度
下記表では、世代別・性別ごとの飲酒量と頻度について示しています。
月に1回以上飲酒している人のうち、世代別に回答数が多かったものを緑色、もっとも回答数が多かったものを濃い緑色で示しています。
各項目は次のとおりです。
【飲酒量の6項目】
「1合未満」「1~2合未満」「2~3合未満」「3~4合未満」「4合未満」「5合以上」
【飲酒頻度の8項目】
「毎日」「週5~6日」「週3~4日」「週1~2日」「月1~3日」「ほとんど飲まない」「やめた」「飲まない(飲めない)」
[月に1日以上飲酒する人の場合]
・20~34歳では、「週1~2日/1~2合未満」が最多。
・35歳以上では、「毎日/1~2合未満」が最多。
[飲酒の有無を問わない場合]
・20~24歳では、「ほとんど飲まない」が最多。
・20~24歳以外では、「飲まない(飲めない)」が最多。
[月に1日以上飲酒する人の場合]
・20~34歳では、「月1~3日/1合未満」が最多。
・35~59歳では、「週1~2日/1合未満」が最多。
・60歳以上では、「毎日/1合未満」が最多。
[飲酒の有無を問わない場合]
・全ての年代で、「飲まない(飲めない)」が最多。
関連情報
全国生活習慣病予防月間2025「少酒」生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人は、男性14.1%、女性9.5%。女性は有意に増加傾向 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果より(2024年12月02日公開)
「アルコールと保健指導」(保健指導リソースガイド)
参考
令和4年(2022)「国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)日本生活習慣病予防協会のご案内
「一無、二少、三多(※)」のスローガンを掲げ、生活習慣病の予防、啓発を目的に、情報発信、企業との連携活動などを行っております。毎年2月を、全国生活習慣病予防月間とし、テーマを定め、講演会や関連団体、企業との協力関係のもと、全国的な啓発活動を行っています。
保健指導の現場でも役立つ、ポスター・リーフレット等の啓発資材配布などを行っています。
※一無:禁煙 二少:少食、少酒 三多:多動、多休、多接


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