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東京糖尿病療養指導士「東京CDE」と専門職対象の「東京CDS」が発足
2017年03月31日
「東京糖尿病療養指導士(東京CDE)、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)」の制度発足記念プレスセミナーが3月29日に東京で開催された。
東京地域に特化した新しい 東京CDE と 東京CDS
東京糖尿病療養指導士(東京CDE)と、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)は、2017年3月に発足した、東京地域に特化した新しい認定資格だ。
糖尿病療養指導士(CDE)は、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者に指導する医療スタッフで、高度で幅広い専門知識をもち、患者の糖尿病セルフケアを支援することを目的とした専門資格。全国版としては、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)がある。
東京糖尿病療養指導士(東京CDE)と、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)は、東京都及び近県における糖尿病患者とその予備群の増加に対応し、糖尿病患者に対するより良い医療、糖尿病予備群の方に対する適切なサポートが行われるよう、糖尿病の病態、療養に関する知識を有する幅広い分野の専門職となる。
■ 東京糖尿病療養指導士(東京CDE) |
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主として医療現場における糖尿病患者の指導にあたる専門職で、糖尿病の病態、治療等に関する高度な知識を習得し、認定試験に合格した医療職等有資格者。 |
■ 東京糖尿病療養支援士(東京CDS) |
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主として健康増進・発症予防や福祉、介護などの幅広い職域において、糖尿病予備群や一般生活者を対象に、糖尿病の知識の啓発と予防にあたる専門職で、糖尿病の病態、治療等に関する一定レベルの知識を習得し、認定試験に合格した専門職有資格者。 |
10月に認定試験を実施する予定
資格取得者のメリットは以下の通り。
1. | 糖尿病の病態と療養に関する体系的な知識が修得できる。 |
2. | 糖尿病の治療と療養に関する知識を修得していることが、専門資格として認定される。 |
3. | 職域において、糖尿病の専門資格取得者(エキスパート)として認められる。 |
4. | 指導対象者から、糖尿病の専門職としての信頼が得られ、指導に自信が持てる。 |
5. | 職域に認定資格者がいることで、糖尿病や予備群への対応が、安心して任せられる。 |
糖尿病合併症を抑制するために治療の早期開始を
幅広い職域で糖尿病の未治療例にも対応
これらの合併症の多くは、糖尿病を早期発見し、適切な治療を行うことで、予防が可能だ。そのために、糖尿病の療養に対応する専門職の底上げをはかると同時に、幅広い職域で糖尿病の知識を持った人材を増やすことが求められている。
糖尿病有病者のうち、治療を受けていないか中断してしまった人は34.8%に上る(国民健康・栄養調査)。そうした未治療例に介入するために、地域ぐるみのサポートが重要となる。
糖尿病の外来患者のうち、病院に通院している割合は35%、診療所に通院している割合は65%(患者調査)。そうした医療機関の医師や看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士など医療専門職の力だけでは、未治療例への十分な対策を行えない。
そこで、東京都糖尿病療養指導士の認定制度では支援士まで範囲を広げ、専門職有資格者の加入を呼びかけている。健診機関、健保組合などの保健師、管理栄養士など、護施設などのケアマネージャー、社会福祉士など、薬局やドラッグストアなどの薬剤師、登録販売者など、行政・地域の自治体職員などが力を合わせて、糖尿病療養を高めていくことを求めている。
東京糖尿病療養指導士認定機構と東京糖尿病療養指導推進機構は、糖尿病に関わる医療職、専門職の研修を行い、糖尿病に関する知識の修得を認定することで、糖尿病患者さんとその予備群を支える層の厚い社会インフラを構築するために2017年3月に設立された。
東京CDEや東京CDSは大きな力になる
「東京糖尿病療養指導士(東京CDE)、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)」
制度発足記念プレスセミナー
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