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野菜摂取量向上を図るプロジェクトが最優秀賞 「第10回健康寿命をのばそう!アワード」生活習慣病予防分野

 厚生労働省はこのほど、「第10回健康寿命をのばそう!アワード」について生活習慣病予防、介護予防・高齢者生活支援、母子保健の各分野で受賞企業・団体・自治体を決定し、発表した。

 このうち生活習慣病予防分野には78件の応募があり、選考の結果、厚生労働大臣最優秀賞1件、厚生労働大臣優秀賞3件、スポーツ庁長官優秀賞3件、厚生労働省健康局長優良賞7件、厚生労働省保険局長優良賞1件が受賞した。

厚生労働大臣 最優秀賞は野菜摂取量向上プロジェクト

 「健康寿命をのばそう!アワード」は、生活習慣病の予防の啓発、地域包括ケアシステムの構築に向け介護予防・高齢者生活支援及び母子の健康増進に関して優れた取り組みを行っている企業・団体・自治体を表彰する制度である。国民の生活習慣を改善し、健康寿命をのばすための運動「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環として実施され、今年で10回目を迎える。

 今回の厚生労働大臣最優秀賞には、味の素株式会社の『野菜摂取量向上活動「ラブベジ®」プロジェクト』が選ばれた。本プロジェクトは「野菜をもっととろうよ!」をスローガンに、国(厚生労働省健康日本21)が推奨する「野菜の摂取目標1日350g以上」の実践を応援するもので、「Love(愛)+Vegetable(野菜)」の造語として「ラブベジ®」を掲げ、野菜の摂取量向上を図り、健康寿命延伸に貢献することを目的としている。

 特設サイトでは、旬の野菜を使ったレシピや5分で作れる副菜のメニューなどを紹介。野菜を調理すると、かさが減って食べる量を増やせることや、栄養素を効率よく摂取できることなどをPRしている。

 ほかにも全国の自治体や生産者、大学、栄養士会、食品メーカーなどと協働し、各地の食の特性や文化、農産物を取り入れたメニューブックの配布や啓発イベントを実施。子ども向け施策や従業員の栄養改善活動なども含め、幅広く野菜摂取量向上に努めてきたことが評価された。

優秀賞は事業場食堂環境への介入による行動変容促進など

 また厚生労働大臣優秀賞には、企業部門ではコマツ(株式会社小松製作所)の「生活習慣改善のための事業場の食堂改善アクションチェックリストの開発と改善活動」、団体部門では社会福祉法人 渋川市社会福祉協議会の「ささえあい買い物事業 あいのり」、自治体部門では富山県砺波市の「よごし・レンチン・でかいと野菜〜となベジプロジェクト〜」が選ばれた。

 一方、スポーツ庁長官優秀賞には、企業部門ではリアルワールドゲームス株式会社の『「歩くDX」による広島最大級の非対面・非接触のアプリウォーキングイベント』、団体部門では一般財団法人 児童健全育成推進財団の「運動遊びプロジェクト JUMP-JAM(ジャンジャン)」、自治体部門では宮城県東松島市の「まちぐるみで健康をアシスト スポーツ健康都市 東松島市」が選ばれた。

 このうち、企業部門で受賞したリアルワールドゲームス株式会社は、健康増進や生活習慣病予防に効果がある「散歩の習慣化」につながるスマートフォンアプリを提供している。

 受賞したイベントは、広島市内を歩いてスポットを巡り、地元のJリーグサッカーチームの選手が描かれたカードをアプリ上で集めていく、というもの。カードを全て集めた人には抽選で景品が当たるなどし、参加意欲をアップさせた。受賞にあたっては、インセンティブを与えることで健康に無関心だった層を関心層へ転換させ、散歩の習慣化につなげた点などが評価された。

 ほかにも厚生労働省 健康局長 優良賞として7件、厚生労働省 保険局長 優良賞として1件が選ばれている。

[yoshioka]