多胎の妊娠サポートが最優秀賞〜健康寿命をのばそう!アワード母子保健分野
同アワードは生活習慣病予防、介護予防・高齢者生活支援、母子保健の各分野で健やかで心豊かに生活できる社会の実現を目指して優れた取り組みを行っている企業や団体、自治体を表彰する制度。
今回、母子保健分野で最優秀賞となった岐阜県健康福祉部子ども・女性局子育て支援課の「双子等妊娠期サポート事業」は、県内全ての市町村で多胎の妊娠・出産・育児を支える体制を構築。
多胎育児の経験があるピアサポーターが多胎妊婦をサポートし、妊娠期を伴走する「ぎふモデル」システムを構築するなどし、誰一人取り残さない支援を実践している。
事業は活動実績のある「ぎふ多胎ネット」が担い、県と市町村も含めて情報共有や連携して協働。さらなる「ぎふモデル」の拡大と継続を図っている点などが評価された。
続く厚生労働大臣優秀賞には、企業部門でアトピヨ合同会社の「親子で活用できるアトピー症状管理アプリ「アトピー見える化アプリ−アトピヨ」、団体部門で北海道大学COI『食と健康の達人』拠点の「母子に一番優しいまちの実現(北海道大学COI・岩見沢市)」、自治体部で山梨県甲州市の「母子保健縦断調査(通称甲州プロジェクト)に基づく母子保健・学校保健活動」が選ばれた。
また厚生労働省子ども家庭局長賞は、7つの企業や団体、自治体が受賞。このうち自治体部門では愛知県小牧市の「子育て世代包括支援センターと児童館が連携した切れ目ない支援体制づくり〜1stアニバーサリー事業をとおして〜」が選ばれた。
小牧市は子育て世代包括支援センターで、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない子育て支援を実施している。そのような中、市内児童館と連携し、全ての親子が来所するきっかけを持てるよう、生後1年前後の子どもとその親を対象に絵本をプレゼントする事業を企画。
来所時に育児相談や支援プランの再検討を行い、必要に応じて支援を継続する機会としている。来所時の相談内容は子育て包括支援センターで集約し、関係機関と連携して必要な支援を継続する。来所率100%を目指し、来所しない親子へのフォローや外国語での案内、相談支援なども行っている。
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