オピニオン/保健指導あれこれ
LGBTについて、学校保健分野・地域保健分野・産業保健分野で考える
No.2-1 LGBTと自殺、社会的養護、家族形成:はじめに
岡山大学大学院保健学研究科 研究科長
2020年01月22日
LGBTと地域保健:はじめに

地域保健スタッフが知っておくべき知識としての「LGBT」
「性」あるいは「性別」はどのように決まるのでしょうか。 「性」と言っても、身体の性、性の自己認識(性自認、心の性)、性的指向(好きになる性)、性別表現(服装や髪形などの表現)、割り当てられた性(戸籍や保険証などの性別)、性役割などいくつもの視点があります。 性的指向の視点から少数派であるレズビアン(Lesbian: L)、ゲイ(Gay: G)、バイセクシュアル(Bisexual: B)の人々、性自認の視点から少数派であるトランスジェンダー(Transgender: T)の人々のことを合わせて「LGBT」という言葉も広く使用されています。 「LGBT」を性的マイノリティの人々の総称として用いている場合もあります。また、性自認や性的指向などが揺れている、あるいは、定めない人々であるクエスチョニング(Questioning:Q)を加えた「LGBTQ」、さらに、それ以外の性的マイノリティの人々も含めて「LGBTQ+(プラス)」いう言葉もあります。
「LGBTについて、学校保健分野・地域保健分野・産業保健分野で考える」もくじ
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