オピニオン/保健指導あれこれ
LGBTについて、学校保健分野・地域保健分野・産業保健分野で考える
No.2-2 LGBTと自殺、社会的養護、家族形成:自殺への対策
岡山大学大学院保健学研究科 研究科長
2020年02月06日
LGBTと自殺総合対策大綱

当事者の自殺を予防するには、基礎的知識と具体的な対応を
自殺総合対策大綱には、具体的な職場における支援として、「セクシュアルハラスメントは相手の性的指向又は性自認にかかわらず、該当することがあり得ることの周知」が必要であることが記載されています。 さらに、地域における支援としては、「性的指向・性自認を理由としたものも含め、社会的なつながりが希薄な方々の相談先として、24時間365日無料の電話相談窓口(よりそいホットライン)を設置するとともに、必要に応じて面接相談や同行支援を実施して具体的な解決につなげる寄り添い支援を行う」などの記載が見られています。 このように、各自治体においても地域保健に関与するスタッフは、自殺予防という視点でLGBT当事者への支援ができるように基礎的知識を持つことはもちろんですし、さらに具体的な対応を行うことが求められています。「LGBTについて、学校保健分野・地域保健分野・産業保健分野で考える」もくじ
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