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「教職員のメンタルヘルス対策について(最終まとめ)」
2013年03月29日
「教職員のメンタルヘルス対策について(最終まとめ)」
(文部科学省/2013年3月29日)
○概要
1. 教職員のメンタルヘルスに関する現状と課題
・学校教育は、教職員と児童生徒との人格的な触れ合いを通じて行われるため、教職員が心身ともに健康で教育に携わることが重要。
・精神疾患による教員の病気休職者数はH23年度に約5,300名となり、依然として高水準にあり深刻な状況。(在職者に占める割合は約0.6%となり、最近10年間で約2倍に増加)
2. 教職員のメンタルヘルス不調の背景等
・業務量増加や質の困難化、教諭間の残業時間のばらつき、校長等とその他の教職員との間の認識ギャップ等の傾向。
・教職員の組織や業務の特徴として、いわゆる鍋蓋型組織のためメンタルヘルス対策についてラインによるケアが難しい面や、学級担任や事務職員など教職員が一人で対応するケースが多く、組織的な対応が十分ではない状況。
3. 予防的取組
・教職員本人の「セルフケア」の促進とともに、校長、副校長・教頭、主幹教諭等の「ラインによるケア」の充実が必要。
・役割明確化、業務縮減・効率化、相談体制の整備、良好な職場環境・雰囲気の醸成を図ることが重要。
4. 復職支援
・精神疾患を再発する者は、回数を重ねるほど短期間に再発する可能性が高くなることから、最初の復職支援が重要。
・復職後の再発を防止するため、適切な経過観察、日頃からの職場の雰囲気づくり、校務分掌上の配慮、体制整備・充実が必要。
(文部科学省/2013年3月29日)
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