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「特定保健指導の効果に関する調査」
2013年08月22日
「特定保健指導の効果に関する調査」
(健康保険組合連合会/2013年8月22日)
健康保険組合連合会は、特定保健指導の効果を考察する観点から、2010年度の特定健診受診者の中から2010度特定保健指導対象者:約84万人を対象に、(1)22年度に特定保健指導を受けた者(約16万人)と、(2)特定保健指導を受けなかった者(約68万人)について、保健指導レベルやメタボリックシンドローム状況、生活習慣病医療費、主な検査項目等について2010年度と2011年度の経年比較を行い、その結果をとりまとめ公表した。
○主なポイント
(1)2010年度の特定保健指導を受けた者と、受けなかった者の2011年度特定保健指導レベルを比較すると、特定保健指導を受けた者のほうが受けなかった者に比べ、「情報提供:服薬あり」や「積極的支援」の割合が低くなっている。
(2)メタボリックシンドロームの「予備群」・「該当者」の割合を比較すると、特定保健指導を受けた者のほうが受けなかった者に比べ、「該当者」の割合が低く、「非該当者」の割合が高い傾向にある。
(3)「腹囲」の改善・悪化についても、特定保健指導を受けた者のほうが「改善」の割合が高い傾向にある。
(4)生活習慣病リスク分布を比較すると、特定保健指導を受けなかった者に比べ受けた者では、肥満の割合が低く、また、超リスク:服薬ありや高リスクの割合も低くなっている。
(5)特定保健指導レベル別に生活習慣病医療費の推移(2010年度→2011年度)をみると、「情報提供:服薬あり」(365,740名)で生活習慣病医療費(全体)が低下(約8.5億円減)している。
(健康保険組合連合会/2013年8月22日)
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