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医療と介護の事前指示を考える いまの自分の意思をきちんと明記
2013年07月31日
連載・オピニオン「ケアのちから」 (中澤 まゆみ ノンフィクション・ライター)を更新しました。今回のテーマは、「医療と介護の事前指示を考える」とし、生前遺言である「事前指示書=リビング・ウィル」の意味について筆者の体験を踏まえ紹介します。
最近、私の講座でも「医療と介護の事前指示」について取り上げることが多くなりました。
私が事前指示書=リビング・ウィルに関心をもったのは、医師の日野原重明さん、生命倫理学者の木村利人さん、死生学者のアルフォンス・デーケンさんのお三方による「いのちを語る」(集英社)という本の、編集とまとめを手がけたのがきっかけでした。
生前遺言である「リビング・ウィル」の存在を"自分事"と感じたのは、意識不明に陥ったまま終末期を迎えたり、認知症で意思の疎通ができなくなったとき、誰が代わって治療や延命、さらに延命拒否の決定を下すのか、という問題が私にはあるからです。
家族がいれば「母はこう望んでいました」「姉は延命をしたくないと言っていました」と、本人に代わって医師に希望を告げてくれることもあるでしょうが、ひとりっ子でおひとりさまの私の場合は、代わって決定をしてくれる人はいません。
今回のテーマは、「医療と介護の事前指示を考える」とし、生前遺言である「事前指示書=リビング・ウィル」の意味について筆者の体験を踏まえ紹介します。
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