ニュース
3人に1人は「かかりつけ医」がいない 夜間・休日対応は22.8%
2013年11月28日
地域で定期的に診療を行うかかりつけ医が「いない」という人が若い世代で増えている。「かかりつけ医がいない」という人は全体で34.9%に上り、40~50歳代では過半数に上ることが、患者らへの意識調査で分かった。かかりつけ医をもっている人でも、夜間・休日などの診療時間外に電話対応してもらえる割合は22.8%にとどまった。
地域で患者の身近で定期的に診療を行うかかりつけ医は、患者の健康管理を行い、必要に応じて専門医への紹介、夜間休日対応、在宅医療、介護での多職種連携などを行っている。
超高齢社会に向けて「かかりつけ医」の役割は大きいが、今後の体制整備に向けて必要な対策は十分に整理されていない現状があきらかになった。
調査は日本医師会総合政策研究機構(日医総研)によるもので、全国の40歳以上の男女4,000人を対象に郵送で実施し、約半数から回答を得た。
調査では、40歳以上の男女の65.1%が「かかりつけ医がいる」と回答し、30.4%が「いないがいるとよいと思う」と回答した。高齢になるほどかかりつけ医がいる割合は高くなり、75歳以上は88.6%に上った。若い世代ではかかりつけ医をもたない人が多く、45~49歳では51.8%、50~54歳では51.2%に上った。



掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「健診・検診」に関するニュース
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月12日
-
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より - 2025年02月10日
- 【Web講演会を公開】毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」2025年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 2025年01月23日
- 高齢者の要介護化リスクを簡単な3つの体力テストで予測 体力を維持・向上するための保健指導や支援で活用
- 2025年01月14日
- 特定健診を受けた人は高血圧と糖尿病のリスクが低い 健診を受けることは予防対策として重要 29万人超を調査
- 2025年01月06日
-
【申込受付中】保健事業に関わる専門職・関係者必携
保健指導・健康事業用「教材・備品カタログ2025年版」 - 2024年12月24日
-
「2025年版保健指導ノート」刊行
~保健師など保健衛生に関わる方必携の手帳です~ - 2024年12月17日
-
子宮頸がん検診で横浜市が自治体初の「HPV検査」導入
70歳以上の精密検査無料化など、来年1月からがん対策強化へ