ニュース
健保組合の保険料率が8年連続で上昇 はじめて9%台に
2015年04月30日
大企業の健康保険組合などでつくる健康保険組合連合会(健保連)は、2015年度予算の集計結果を公表した。平均保険料率(報酬に占める保険料の割合)は2015年度、過去最高の9.02%になった。前年度より0.16ポイント高く、はじめて9%台になった。上昇は8年連続で、高齢化の進展を背景に、高齢者医療制度に拠出する負担金が増え続けている。
保険料率を上げても8年連続の赤字 高齢者医療の負担が増大
集計結果は回答した1384組合から全1403組合の予算を推計したもの。全体の約2割にあたる316組合が4月から保険料率を引き上げたほか、保険料が10%台に乗せた組合が285あり、前年度から30増えた。43組合は引き下げ、残る1025組合は据え置いた。1人当たりの年間保険料は、労使合計で前年度比1万1,296円増の47万8,649円となった。
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「健診・検診」に関するニュース
- 2023年08月09日
-
8020達成率は5割以上 若い世代の歯周病増、口腔ケアが課題に
厚労省「令和4年歯科疾患実態調査」より - 2023年08月08日
- 若い世代でも「脂肪肝疾患」が増加 やせていても体脂肪が蓄積 肥満とどう違う?
- 2023年07月28日
- 2022年度版「健診・保健指導施設リスト」状況を報告します【保健指導リソースガイド】
- 2023年07月24日
- 標準体重でも3分の1は実は「肥満」 BMIは健康状態をみる指標として不十分 やせていても安心できない
- 2023年07月11日
- 自治体健診で高齢者のフレイルを簡便に判定 「後期高齢者の質問票」でリスクが分かる 「フレイル関連12項目」とは?
- 2023年06月20日
- 肝臓学会が「奈良宣言2023」を発表 肥満・メタボの人は「脂肪肝」にもご注意 検査を受けることが大切
- 2023年06月12日
- 自治体健診で「心房細動」を早期発見 健康寿命と平均寿命の差を縮める 日本初の「健康寿命延伸事業」 大分県
- 2023年06月05日
- 要介護認定リスクと関連の深い健診6項目が明らかに 特定健診・後期高齢者健診のデータから判明 名古屋市
- 2023年05月19日
- 令和4年度「東京都がん予防・検診等実態調査」 受診者増加のための取組み率は健康保険組合で85%に上昇
- 2023年05月18日
-
さんぽセンター利用の5割以上「健診結果の措置に関する説明力が向上」
-『令和4年度産業保健活動総合支援事業アウトカム調査報告書』-